-
1/9F1第11戦ハンガリーGPを制したフェラーリのセバスチャン・ベッテル(写真右から2番目)、2位に入ったフェラーリのキミ・ライコネン(同左端)、3位に終わったメルセデスのバルテリ・ボッタス(同右端)。(Photo=Ferrari)
-
2/9前戦イギリスGPでの大敗から一転、フェラーリは今季2度目のフロントロー独占に成功し、レースでも1-2を守り切った。序盤からステアリングがオフセットされてしまうというトラブルに悩まされたベッテル(写真前)だったが、2位ライコネン(同後ろ)とともに終盤のルイス・ハミルトンの猛攻をしのいだ。(Photo=Ferrari)
-
3/9チームからの要請で、僚友ハミルトンに3位の座を譲ったボッタス(写真)。約束通り、フェラーリを抜けなかったハミルトンがそのポジションを返してくれたことに感謝していた。ニコ・ロズベルグがいた昨年までとは違い、メルセデスの2人のドライバーにはしっかりとした信頼関係が築かれているようだ。(Photo=Mercedes)
-
4/9トップを走るフェラーリ2台に切り込んでいったハミルトン(写真)だったが、抜きにくいコースであるハンガロリンクではその任務は至難の業だった。そのまま3位で終わればベッテルとのポイント差を11点にとどめることができたが、約束通り、ポジションを譲ってくれたボッタスに3位の座を返し4位でフィニッシュ。ポイント差は14点になった。(Photo=Mercedes)
-
5/9予選でフェラーリ、メルセデスに次ぐ3列目に並んだレッドブル勢。レースでの追い上げに望みをかけたが、スタート直後のターン2で、ダニエル・リカルド(写真左)のマシン横に、マックス・フェルスタッペン(同右)のタイヤが当たり、リカルドのマシンは冷却液とおぼしき液体をまき散らしコース上にストップ。フェルスタッペンは10秒のペナルティーを科され5位でゴールと散々な結果となってしまった。レース後、怒りを押し殺したリカルドは、若きチームメイトの走りを「未熟だ」と非難。フェルスタッペンは謝罪したという。(Photo=Red Bull Racing)
-
6/9前戦イギリスGPでパワーユニット交換のペナルティーを受け、その性能差が出にくいハンガリーに懸けたマクラーレン勢は、3回のフリー走行すべてでトップ10内に食い込み、予選でも2台ともQ3進出に成功。土曜日に36歳になったフェルナンド・アロンソ(写真)は7番グリッド、チームメイトのストフェル・バンドールンは8番グリッドと好位置につけた。レースでは抜きにくいハンガロリンクでアロンソは7位を堅守、トロロッソを駆る母国の後輩、カルロス・サインツJr.をコース上でオーバーテイクし、見事6位でゴールした。バンドールンも10位に入り、今季初のダブル入賞。加えてアロンソがレースのファステストラップを記録するという“おまけ”まで付いた。これでコンストラクターズランキングでザウバーを抜き最下位から脱出。11点で9位に上昇した。(Photo=McLaren)
-
7/9ハンガリーGPでジョリオン・パーマー(写真)12位、ニコ・ヒュルケンベルグ17位に終わったルノーだが、より注目を集めそうなのがレース後に予定されているテスト。2011年のラリー参戦中にクラッシュ、大けがを負って以来F1から遠ざかっていたロバート・クビサが、最新型F1マシンのステアリングを握るからだ。2006年にBMWザウバーでGPデビュー、2008年のカナダGPでは初優勝を飾るなど前途を嘱望されたポーランド人ドライバーも32歳。けがや長期にわたるブランクの影響がなければ、劇的なカムバックもあるかもしれないと注目を集めている。(Photo=Renault Sport)
-
8/9新代表フレッド・バスールを迎えたザウバーは、今季途中でチームを去ったモニシャ・カルテンボーン前代表とホンダが交わした来季のパワーユニット(PU)供給契約を撤回し、フェラーリとの長期契約を結んだと発表した。これにより2018年シーズンにホンダPUを載せるのは今のところマクラーレンだけとなるが、そのマクラーレンとの関係継続すら疑問視する向きも多い。チームは、これまで苦しめられてきた冷却の問題をクリアし、11戦目にしてようやくフェラーリPUをフルパワーで使えるようになった。パスカル・ウェーレイン(写真)15位、マーカス・エリクソン16位完走。皮肉にもホンダPU搭載のマクラーレンが2台そろって入賞したことで、コンストラクターズランキング9位から最下位に落ちた。(Photo=Sauber)
-
9/9ドライバー頭部まわりの安全性向上策として、2018年から「Halo(ヘイロー)」(写真)が採用されることが正式に決まった。前戦イギリスGPで初めてテストされたシールドタイプのヘッドプロテクションは、セバスチャン・ベッテルが「めまいがする」とコメントするなど評判が悪かったものの、わずか1回の試走でシールド案が捨てられ、ヘイローに一本化したことに異論が噴出している。特にヘイローは見栄えが悪いとする意見も多く、またその効果に疑問を呈する関係者もいる。(Photo=Ferrari)

bg
自動車ニュースの新着記事
-
フェラーリが往年の名車「F40」をイメージしたワンオフモデル「SC40」を発表NEW 2025.10.21 伊フェラーリは2025年10月17日(現地時間)、同社のスペシャル・プロジェクト・プログラムにより製作されたワンオフモデル「フェラーリSC40」を発表した。往年のスペチアーレ「F40」を思わせるデザインが採用されている。
-
BYDがBEV「シール」の一部仕様を変更 後輪駆動車は500万円を切る新価格にNEW 2025.10.21 BYDオートジャパンは2025年10月21日、電気自動車「BYD SEAL(シール)」の一部仕様を変更し、新価格を適用すると発表した。後輪駆動車は500万円を切る価格となる。同年10月30日に販売を開始する。
-
トヨタが新型クロスカントリーモデル「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開 2026年に発売を予定NEW 2025.10.21 トヨタ自動車は2025年10月21日、新型クロスカントリーモデル「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開した。「悪路走破性と機動性」と「コンパクトだからこその気軽さ軽快さ」を両立させたモデルで、日本での発売は2026年の年央を予定している。
-
【F1 2025】第19戦アメリカGPでフェルスタッペンが独走で今季5勝目 ノリス2位、ピアストリ5位でチャンピオン争いは三つどもえの戦いに 2025.10.20 F1世界選手権第19戦アメリカGP決勝が、2025年10月19日(現地時間)、アメリカはテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(5.513km)を56周して行われた。レースの結果とポイントランキングを報告する。
-
【SUPER GT 2025】第7戦オートポリスで山本尚貴/牧野任祐組のNo.100 STANLEY CIVIC TYPE R-GTが今季初勝利 CIVIC勢は表彰台独占 2025.10.19 2025年10月19日、国内最高峰レースであるSUPER GTの2025年シーズン第7戦が大分県のオートポリスで開催された。GT500クラス、GT300クラスともに、その結果を報告する。
新着記事
-
NEW
トヨタ・カローラ クロスGRスポーツ(4WD/CVT)【試乗記】
2025.10.21試乗記「トヨタ・カローラ クロス」のマイナーチェンジに合わせて追加設定された、初のスポーティーグレード「GRスポーツ」に試乗。排気量をアップしたハイブリッドパワートレインや強化されたボディー、そして専用セッティングのリアサスが織りなす走りの印象を報告する。 -
NEW
SUVやミニバンに備わるリアワイパーがセダンに少ないのはなぜ?
2025.10.21あの多田哲哉のクルマQ&ASUVやミニバンではリアウィンドウにワイパーが装着されているのが一般的なのに、セダンでの装着例は非常に少ない。その理由は? トヨタでさまざまな車両を開発してきた多田哲哉さんに聞いた。 -
2025-2026 Winter webCGタイヤセレクション
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>2025-2026 Winterシーズンに注目のタイヤをwebCGが独自にリポート。一年を通して履き替えいらずのオールシーズンタイヤか、それともスノー/アイス性能に磨きをかけ、より進化したスタッドレスタイヤか。最新ラインナップを詳しく紹介する。 -
進化したオールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2」の走りを体感
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>欧州・北米に続き、ネクセンの最新オールシーズンタイヤ「N-BLUE 4Season 2(エヌブルー4シーズン2)」が日本にも上陸。進化したその性能は、いかなるものなのか。「ルノー・カングー」に装着したオーナーのロングドライブに同行し、リアルな評価を聞いた。 -
ウインターライフが変わる・広がる ダンロップ「シンクロウェザー」の真価
2025.10.202025-2026 Winter webCGタイヤセレクション<AD>あらゆる路面にシンクロし、四季を通して高い性能を発揮する、ダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。そのウインター性能はどれほどのものか? 横浜、河口湖、八ヶ岳の3拠点生活を送る自動車ヘビーユーザーが、冬の八ヶ岳でその真価に触れた。 -
第321回:私の名前を覚えていますか
2025.10.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。24年ぶりに復活したホンダの新型「プレリュード」がリバイバルヒットを飛ばすなか、その陰でひっそりと消えていく2ドアクーペがある。今回はスペシャリティークーペについて、カーマニア的に考察した。
注目のキーワード
注目の記事
-
この冬注目のオールシーズンタイヤと最新スタッドレスタイヤをwebCGが独自にリポート。 特集
-
圧巻のタフネスとキャパシティー。MTBのトップライダーを支える「ディフェンダー130」の活躍に迫る。 特集
-
ルノーは燃費だけのハイブリッドはつくらない。最新の「ルーテシア」をドライブした。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング自動車ニュース
-
ホンダの「スーパーカブ110」「クロスカブ110」シリーズが新価格に 2025.10.16 自動車ニュース
-
ホンダが原付一種の新たな区分基準に適合する新型バイク4モデルを発表 2025.10.16 自動車ニュース
-
トヨタはセンチュリーとレクサスの新たなコンセプトモデルを披露【ジャパンモビリティショー2025】 2025.10.15 自動車ニュース
-
スズキが「ジムニー」「ジムニー シエラ」を仕様変更 ACC搭載とともに価格アップ 2025.10.15 自動車ニュース
-
スバルが「STI」のコンセプトカーと「ウィルダネス」モデルを出展【ジャパンモビリティショー2025】 2025.10.15 自動車ニュース