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1/11F1第13戦ベルギーGPを制したフェラーリのシャルル・ルクレール(写真)。キャリア3回目のポールポジションから初優勝。F1史上3番目に若いウィナー、そして、モナコ人として初の勝者が誕生したことになる。(Photo=Ferrari)
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2/11ストレートスピードという武器を手に、フェラーリが高速コースのスパ・フランコルシャンで活躍。3回のプラクティスから予選Q1、Q2、Q3までのすべてで1-2を記録し、チームとして63回目、第2戦バーレーンGP以来となるフロントロー独占に成功した。自身3度目のポールを記録したのはルクレール(写真右)。2番手のセバスチャン・ベッテル(同左)との差、0.748秒は今シーズン最大のギャップとなった。なおカスタマーチームのハース、アルファ・ロメオが新型パワーユニットにスイッチした一方、本家フェラーリは次のイタリアGPまで温存。お膝元の超高速モンツァに、フレッシュなパワーユニットで臨むこととなった。(Photo=Ferrari)
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3/11予選Q3、チームメイト同士でスリップストリームを使う作戦を試すもうまくいかなかったルクレール(写真)は、「2度目のアタックは1人でやらせてほしい」と懇願。単独でも見事な速さで自身3度目のポールを奪った。レースではスタートからトップを守るも、ピットストップのタイミングでベッテルに1位を明け渡す。その後フェラーリはチームオーダーを出し、再びルクレールを首位に返り咲かせた。レース終盤、ルイス・ハミルトンの猛追に屈することなく、ドライバーズサーキットとして名高いスパ・フランコルシャンで、GPキャリア34戦目にして初優勝。前日のF2レースで亡くなった戦友、アントワーヌ・ユベールにささげる勝利となった。(Photo=Ferrari)
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4/11金曜日からスロットルペダルやヘルメットなどマイナーなトラブルに見舞われていたハミルトン(写真)。極めつけは3回目のプラクティス中の大クラッシュで、マシン修復が予選に間に合うかと肝を冷やすことに。メルセデスのメカニックのおかげで無事3番グリッドを獲得。レースでは、直線で速いフェラーリ勢を攻略するために終盤にかけて猛チャージ。前戦ハンガリーGPで見せた逆転劇が再び起こるかと思われたが、あと1周足らなかったようで、0.9秒差で2位フィニッシュ。このレースで3位に終わった、ランキング2位バルテリ・ボッタスとの差は、62点から65点に開いた。(Photo=Mercedes)
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5/11この週末に30歳の誕生日を迎えたボッタス(写真)は、2020年のメルセデス残留が決定。これで今季残り9レースにも集中できるようになった。予選ではルクレールのポールタイムから0.896秒も離されて4位。レースでも優勝争いに絡むことはなく、ハミルトンの後ろの3位でゴール。ポイントを着実に稼ぎ、時としてエースドライバーの援護もできるという意味では、確かにボッタスほど条件の合ったドライバーはいないかもしれないが、本人が掲げる「ワールドチャンピオンになる」という夢をかなえるには、しかし、まだまだ改善の余地が残されている。(Photo=Mercedes)
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6/11「言い訳はしないさ」と予選後に語ったのは、同セッションを2位で終わったベッテル(写真)。好調フェラーリの先導役をまたしても若いルクレールに奪われ、これで今シーズンの予選成績はチームメイトに1つ負け越すことになってしまった。昨年は2番グリッドから優勝したが、今年はさにあらず。スタートタイヤに苦しみ上位陣では真っ先にタイヤを交換。その後トップにのぼりつめるも、チームオーダーでルクレールに首位の座を返し、自身はハミルトンに抜かれ3位に後退。やはりタイヤが足を引っ張り、たまらず2度目のピットイン、結果4位でゴール。最後に履いたソフトタイヤで記録したファステストラップのボーナス1点がせめてもの慰めとなった。(Photo=Ferrari)
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7/11シーズン途中の大抜てき。トロロッソからトップチームのレッドブルに昇格したアレクサンダー・アルボン(写真右)だが、喜んでばかりはいられない。何しろチームメイトは、レッドブルはおろかF1を代表する気鋭のドライバー、マックス・フェルスタッペン(同左)。今年デビューした新人にとっては、比較対象が大きすぎるというものだ。そんなプレッシャーをやわらげるかのように、レッドブルでの初戦ではホンダの新型パワーユニット採用でグリッド降格となり、後方17番グリッドからスタート。レースでは時にアグレッシブな走りを見せながら着実に順位を上げ、最後には自身最高位となる5位でチェッカードフラッグを受けた。トップチームでの最初のレースで、期待を裏切らない結果を残した。(Photo=Red Bull Racing)
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8/11生まれ故郷に近いということもあり、ベルギーGPはフェルスタッペン(写真)の母国レースのようなもの。オレンジ色の大応援団がスパ・フランコルシャンに大挙して訪れた。ホンダが新型「スペック4」パワーユニットをデビューさせるも、グリッド降格は必至であったため、レッドブルではアルボン、トロロッソではダニール・クビアトに新型を与えたのみ。フェルスタッペンは旧型のままとし、“準地元”での降格を免れた。そのパワーユニットが時折ダウンするという症状に悩ませられながらも予選で5位を獲得。レースではスタートで出遅れ、鋭角のターン1でキミ・ライコネンのアルファ・ロメオと接触、その影響でフロントサスペンションが壊れてウオールにヒットし0周リタイア。連続トップ5フィニッシュの記録は21戦で途絶えた。(Photo=Red Bull Racing)
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9/11レッドブルからトロロッソへの降格にショックを隠さなかったピエール・ガスリー(写真)。昨年ドライブした古巣に戻っての再出発となったが、そのトロロッソはベルギーでバランスに苦しみ2台ともQ1落ち。ガスリーは16位、他車のペナルティーで13番グリッドからスタートとなった。レースでは、スタート直後の他車の混乱に乗じて早々に入賞圏内に駒を進め、最終的に9位入賞。チームメイトのダニール・クビアトは、ホンダの新型パワーユニットの採用でグリッド降格のペナルティーを受け、19番グリッドと後方からスタートするも7位完走。予選での苦戦から一転、2台そろってポイントを獲得した。今季総得点を51点とし、チームはランキング5位の座をキープしている。(Photo=Toro Rosso)
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10/11メルセデス系ドライバーのエステバン・オコン(写真)は、昨年レーシングポイント(フォースインディア)を追われ、今年はメルセデスのリザーブドライバーを務めていたが、来季、晴れてルノーからカムバックすることが決まった。ボッタスのメルセデス残留でチャンピオンチームへの昇格はかなわなかったが、ドライバーマーケットが大きく動くことが予想される2021年に向け、実戦で足固めを行うことは重要である。復帰後のさらなる飛躍なるか、注目が集まる。(Photo=Mercedes)
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11/11F1ベルギーGPのサポートレースで痛ましい事故が起きてしまった。F2選手権のレース1中、スパ・フランコルシャンの名物コーナー「オールージュ」を駆け上がった後の「ラディオン」で複数台が絡む大きなクラッシュが発生。BWTアーデンに所属する22歳のフランス人、アントワーヌ・ユベール(写真)が死亡した。昨年のGP3シリーズチャンピオンであり、ルノー・スポール・アカデミーのメンバーだったユベール。将来を嘱望されていた若手の死に、F1のみならずモータースポーツ界全体が悲しみに包まれ、GPスタート前には黙とうがささげられた。(Photo=Renault Sport)

bg
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