-
1/92019年のワールドチャンピオンとなったメルセデスのルイス・ハミルトン(写真)。デビュー2年目の2008年にマクラーレンで取った最初のタイトルから数えて6回目の戴冠となる。これでファン・マヌエル・ファンジオを抜き歴代単独2位となり、ミハエル・シューマッハーの最多7冠記録にあと1つと迫った。(Photo=Mercedes)
-
2/9F1第19戦アメリカGPを制したのは、メルセデスのバルテリ・ボッタス(写真)。日本GPで優勝、前戦メキシコGPでも6番グリッドから3位と、シーズン終盤に調子を上げてきている彼はアメリカGPでも好調さをキープし、同GP初のポールポジションを獲得。メルセデスとしては200回目のフロントローを決めた。レースでは2ストップ作戦を取り、1ストップでトップを走っていたハミルトンをオーバーテイクして今季4勝目をマーク。タイトル争いではチームメイトに完敗したものの、来シーズンに期待を抱かせる結果を残した。(Photo=Mercedes)
-
3/92012年に始まったオースティンでのアメリカGPでこれまで5勝を記録していたハミルトン(写真)。タイトル決定戦となった今年は予選から苦戦することに。チームメイトのバルテリ・ボッタスがポールを取った一方で、5番グリッドと後方からのスタート。レースでも1ストップ作戦でタイヤをいたわってのロングランを強いられ、ボッタスに優勝を奪われたが2位の座は守った。(Photo=Mercedes)
-
4/9前戦メキシコGPでは、マックス・フェルスタッペン(写真前)がイエローフラッグ無視のペナルティーで最速タイムをポールに結びつけることができなかったが、シーズン終盤にきてレッドブルは速さを取り戻しつつあるようで、アメリカGPでもフェルスタッペンが3番グリッドを獲得。しかし、スタートで2位に上がったものの、2ストップ作戦を取ったことでメルセデスの2台に先行を許すことに。ハミルトンを追い詰めたが抜けず、フェルスタッペンは自身100戦目のマイルストーンを3位表彰台で終えた。(Photo=Red Bull Racing)
-
5/9アメリカGPでボッタスにポールを奪われ、後半戦の連続ポールが「6」で止まったフェラーリは、レースでも精彩を欠いた。シャルル・ルクレール(写真)は、3回目のプラクティスでエンジンからオイルが漏れるトラブルに見舞われ、急きょプールしていた旧型パワーユニットに交換。その影響もあってか、今季最多7回のポールを記録しているモナコ人ドライバーは予選で4位だった。レースでもトップ3から次第に離され4位でゴール。チャンピオンシップでは、ファステストラップのボーナス1点を加えポイントを249点とし、ランキング3位を守っている。なおチームメイトのセバスチャン・ベッテルは、予選2位からスタートで7位に後退。8周してサスペンションが壊れリタイアしている。(Photo=Ferrari)
-
6/9ちょっと地味でたまにミスもあるが、レースになると必ず順位を上げて得点するのが、レッドブルの新人、アレクサンダー・アルボン(写真)の強みだ。アメリカGPでも3強チームの殿(しんがり)である6番グリッドからスタート。直後にカルロス・サインツJr.のマクラーレンと接触しはじき出され、緊急ピットインの後に最後尾まで落ちるも、ライバルより1回多い3ストップをこなして5位フィニッシュ。これでトロロッソに在籍していた期間を含め、9戦連続で入賞したことになる。第13戦ベルギーGPからトップチームに昇格したタイ人ドライバーは、シートを交換しトロロッソに異動したピエール・ガスリーのポイントを既に上回り、ドライバーズランキング6位につけている。(Photo=Red Bull Racing)
-
7/93強に次ぐコンストラクターズランキング4位のマクラーレンは、カルロス・サインツJr.予選7位、ランド・ノリス(写真)同8位と今回も中団勢トップの座を堅持。対するランキング5位のルノー勢は、ダニエル・リカルドのみがQ3に進出し9番グリッド、ニコ・ヒュルケンベルグは11番グリッドにつけた。レースでは、ベッテルがリタイアしたことで空いた3強の一角にリカルドが入り込み、6位フィニッシュ。ヒュルケンベルグも9位と2台そろってルノーが入賞するも、マクラーレンもノリス7位、サインツJr.8位と得点を重ねることに。マクラーレンが38点という大きなアドバンテージを持って残り2戦に向かう。(Photo=McLaren)
-
8/9トロロッソ勢を引っ張ったのは好調ピエール・ガスリー(写真)で、Q3にまで駒を進め10番グリッドを確保。予選13位のダニール・クビアトとともに入賞を目指したものの、2台ともレーシングポイントのセルジオ・ペレスとの接触に見舞われて得点ならず。レース終盤、タイヤに苦しんでいたガスリーはポイント圏の9位走行中にペレスに抜かれ、抜き返そうとした際に接触、サスペンションを壊し16位。クビアトは10位でチェッカードフラッグを受けたものの、ペレスを強引にオーバーテイクし当たったことで、5秒加算のペナルティーが科され、2戦連続のレース後降格となり12位。代わってペレスが10位入賞を果たしたことで、ランキング6位のレーシングポイント65点、同7位のトロロッソ64点と1点の差がついた。(Photo=Toro Rosso)
-
9/9今季苦しい戦いを続けている唯一のアメリカ国籍チーム、ハース。せめてホームレースでは良いところを見せたかったが、予選ではケビン・マグヌッセン12位、ロメ・グロジャン(写真)15位と後方に埋もれ、レースでもグロジャン15位、マグヌッセン18位と浮上できず。参戦4年目の今年、ハースはコンストラクターズランキングで10チーム中9位と下位から抜け出せないでいる。(Photo=Haas)

bg
自動車ニュースの新着記事
-
「トヨタGR86」に300台の限定モデル「RZ“イエローリミテッド”」が登場NEW 2025.9.5 トヨタ自動車が「GR86」に特別仕様車「RZ“Yellow Limited(イエローリミテッド)”」を設定。販売台数300台の限定モデルで、イエローのボディーカラーや、黒と黄で仕立てられたインテリアが特徴。ブレーキやサスペンションも強化している。
-
「スバルBRZ」の特別仕様車「STI Sportイエローエディション」登場NEW 2025.9.5 スバルは2025年9月5日、FRスポーツカー「スバルBRZ」の特別仕様車「STI Sport YELLOW EDITION(イエローエディション)」を発表した。300台の台数限定販売で、同日から同年10月5日の期間中に全国のスバル販売店で抽選の申し込みを受け付ける。
-
100台限定! 「ディフェンダー」に冒険心をかき立てる特別仕様車が登場 2025.9.4 ジャガー・ランドローバー・ジャパンが「ディフェンダー」に特別仕様車「トロフィーエディションキュレーテッドフォー ジャパン」を設定。専用のカラーリングや、オフロードやアウトドアで役立つ機能・装備が特徴となっている。
-
「ボルボXC60」にブラックのアクセントカラーが映える特別仕様車 2025.9.4 ボルボ・カー・ジャパンは2025年9月4日、ミッドサイズSUV「ボルボXC60」に特別仕様車「XC60ウルトラB5 AWD Dark Edition(ダークエディション)」を設定。同日、販売を開始した。
-
「ボルボXC40」に特別仕様車「ダークエディション」「ダークエディション“サンドデューン”」登場 2025.9.4 ボルボ・カー・ジャパンは2025年9月4日、「XC40」に特別仕様車「ダークエディション」および「ダークエディション“サンドデューン”」を設定し、販売を開始した。
新着記事
-
NEW
BMWの今後を占う重要プロダクト 「ノイエクラッセX」改め新型「iX3」がデビュー
2025.9.5エディターから一言かねてクルマ好きを騒がせてきたBMWの「ノイエクラッセX」がついにベールを脱いだ。新型「iX3」は、デザインはもちろん、駆動系やインフォテインメントシステムなどがすべて刷新された新時代の電気自動車だ。その中身を解説する。 -
NEW
谷口信輝の新車試乗――BMW X3 M50 xDrive編
2025.9.5webCG Movies世界的な人気車種となっている、BMWのSUV「X3」。その最新型を、レーシングドライバー谷口信輝はどう評価するのか? ワインディングロードを走らせた印象を語ってもらった。 -
NEW
アマゾンが自動車の開発をサポート? 深まるクルマとAIの関係性
2025.9.5デイリーコラムあのアマゾンがAI技術で自動車の開発やサービス提供をサポート? 急速なAIの進化は自動車開発の現場にどのような変化をもたらし、私たちの移動体験をどう変えていくのか? 日本の自動車メーカーの活用例も交えながら、クルマとAIの未来を考察する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」発表イベントの会場から
2025.9.4画像・写真本田技研工業は2025年9月4日、新型「プレリュード」を同年9月5日に発売すると発表した。今回のモデルは6代目にあたり、実に24年ぶりの復活となる。東京・渋谷で行われた発表イベントの様子と車両を写真で紹介する。 -
新型「ホンダ・プレリュード」の登場で思い出す歴代モデルが駆け抜けた姿と時代
2025.9.4デイリーコラム24年ぶりにホンダの2ドアクーペ「プレリュード」が復活。ベテランカーマニアには懐かしく、Z世代には新鮮なその名前は、元祖デートカーの代名詞でもあった。昭和と平成の自動車史に大いなる足跡を残したプレリュードの歴史を振り返る。 -
ホンダ・プレリュード プロトタイプ(FF)【試乗記】
2025.9.4試乗記24年の時を経てついに登場した新型「ホンダ・プレリュード」。「シビック タイプR」のシャシーをショートホイールベース化し、そこに自慢の2リッターハイブリッドシステム「e:HEV」を組み合わせた2ドアクーペの走りを、クローズドコースから報告する。