「フォーマルセダンサミット -Final-」の会場から

2019.11.22 画像・写真

2019年11月17日、埼玉県幸手市の県営権現堂公園の駐車場で「フォーマルセダンサミット -Final-」が開かれた。これは「主に官公庁および法人所有が多いショーファードリブン前提のフラッグシップモデル、もしくは高級フォーマルセダンのオーナーが交流するイベント」とのことで、参加車両に年式や生産国による制限はない。

このイベントが始まったのは4年ほど前という。現在は2代目「トヨタ・センチュリー」のオーナーである主宰者によれば、「当時は『クラウン』に乗っていたのだが、VIP系ではない大型セダンが集うイベントがないことから自分で始めた」そうだ。当初は年3回、途中から年2回のペースで開催しており、今回で11回目となるが、イベント名にFinalとうたっているとおり、都合により今回でいったん終了するとのこと。今回の参加車は35台。前出のトヨタ・センチュリーやクラウンをはじめ、日産の「プレジデント」「シーマ」「セドリック/グロリア」などの国産ラージセダンが大半を占めた。

事前に国産ラージセダン中心のイベントと聞いて、リポーターが想像していたのは、車種こそ前述したものとほぼ同じだが、年式的にもう少し古い車両が集うイベントだった。『西部警察』に代表される刑事ドラマや映画の劇中車を模した覆面パトカーや、ハイヤー仕様などが主体のミーティングを、かつて取材した覚えがあったからである。

だが、今回の参加車両は、全体的にそれらよりも年式が新しく、現行モデルも存在していた。そして少なからぬ数の参加車両が警護車を模していた。警護車とは、要人がクルマで移動する際に周囲を固める、SPの乗った黒塗りのセダンである。ルーフやトランクリッドから複数のアンテナを生やし、サイドミラーはダブルで、緊急時には赤色灯をルーフに載せる。これらの車両も覆面パトカーではあるのだろうが、筆者の知るものとは流派が異なるため、新鮮で興味深かった。日常的にディープなカーマニアの世界に接しているつもりの筆者だが、あらためてクルマ趣味の幅広さ、奥深さを感じた次第である。

(文と写真=沼田 亨)

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