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1/7F1第12戦ベルギーGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真右から2番目)、2位に入ったウィリアムズのジョージ・ラッセル(同左端)、3位でレースを終えたメルセデスのルイス・ハミルトン(同右端)。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/7降り続ける雨に、スタートは3時間以上順延。水煙による視界不良がスタートを阻んだ。最終的に、セーフティーカー先導で3周を終えたことでレースは成立。これまでの最短レースだった1991年オーストラリアGPの14周(53km)よりはるかに短い“記録”が生まれた。また、規定周回の75%に満たなかったことで、2009年マレーシアGP以来、史上6度目のハーフポイントレースとなった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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3/7予選で今季6回目のポールを奪ったフェルスタッペン(写真先頭)が結果的に不戦勝を挙げた。レッドブルとホンダは、パートナーシップ50戦目にして12勝目。これは、ルノーのハイブリッドエンジンで戦った100戦で記録した勝利数と同じである。一方、来季に向けて無事契約を更新したセルジオ・ペレスは、予選7位からスタート前のレコノサンスラップ中にウエット路面で挙動を乱しウォールにヒット。スタート順延中に修復が済んだことで最後尾からスタートし19位でレースを終えた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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4/7予選後、ポールシッターのフェルスタッペン(写真右)と健闘をたたえ合うウィリアムズのラッセル(同左)。予選で雨に翻弄(ほんろう)されるドライバーやチームが多く出るなか、ウィリアムズはコンディションを先読みし戦略的なタイヤ選択を行い、ニコラス・ラティフィを含め2台でQ2に進出。Q3に進んだラッセルは、ぬれた路面で安定したラップとライバルをしのぐタイムを刻み、見事2位の座を奪った。昨季ルイス・ハミルトンの代役でメルセデスから出場したサキールGPと並ぶ、予選ベストタイの記録である。レースは戦わずして2位となったが、それでも本人にとって初表彰台は格別だったようで、「どんなレースであってもポディウムはポディウム。チームはこの栄誉にふさわしい仕事をしたんだ」と喜んでいた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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5/7金曜日は好調な出だしだったメルセデス勢は、土曜日になるとレッドブルに先行を許すことになり、予選になると中古のインターミディエイトタイヤでコースインし、すぐに新品に交換するなどバタつく場面も見られた。ハミルトン(写真)は2位ラッセルに0.013秒届かず予選3位、結果的にそのポジションのままレース終了。ハミルトンにとってはメルセデスでの125回目の表彰台となり、フェルスタッペンとのポイント差は8点から3点に縮まった。チームメイトのバルテリ・ボッタスは、予選8番手ながら、前戦ハンガリーGPでの多重クラッシュのペナルティーで5グリッド降格で13位スタート、ペレスの脱落で12位ノーポイント。(Photo=Mercedes)
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6/7ベルギーGPで200戦目を迎えたダニエル・リカルド(写真前)は、マクラーレン移籍後ベストとなる予選4位から4位フィニッシュ。しかしこの週末に注目されたのは、無得点に終わったチームメイトのランド・ノリスだった。予選ではQ1、Q2でトップタイムをマーク。ポールも十分に狙えたが、雨脚が強まったQ3では「オールージュ」でクラッシュ。幸いけがはなかったものの、ギアボックス交換で5グリッド降格、15番グリッドからのスタートとなった。あのままポールを取っていれば……と悔しさ残る一戦だった。(Photo=McLaren)
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7/7アルファタウリの角田裕毅(写真)にとって、スパは2019年のFIA F3で渡欧後初表彰台を獲得、2020年にはF2で優勝している思い出の地。しかし僚友ピエール・ガスリーとの差は大きく、予選6位と健闘したチームメイトに対し、角田は12戦で7回目のQ1落ちで17位、ランス・ストロールの降格ペナルティーで16番グリッドと下位に沈んでしまった。週末を通じてスピンはあったものの、雨という難しいコンディションでもマシンを壊さなかったことはよかった。後半戦は、経験豊富なガスリーを倒すことよりも、そんなチームメイトから学ぶことを優先したい。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

bg
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