スズキが新型コンパクトSUV「ビクトリス」を発表 ストロングハイブリッドも用意

2025.09.04 自動車ニュース webCG 編集部
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マルチ・スズキ・インディアが発表した新型SUV「ビクトリス」。
マルチ・スズキ・インディアが発表した新型SUV「ビクトリス」。拡大

スズキのインド子会社であるマルチ・スズキ・インディアは2025年9月3日、新型SUV「ビクトリス」を発表した。

 
スズキが新型コンパクトSUV「ビクトリス」を発表 ストロングハイブリッドも用意の画像拡大
 
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100以上の国と地域で販売される世界戦略車

ビクトリスは全長×全幅×全高=4360×1795×1655mmのコンパクトSUVであり、「先進的なデザインに加え、安全装備や快適装備を充実させた最新のSUV」(プレスリリースより)と説明される。エクステリアデザインは各部のシャープな造形が特徴で、ヘッドランプ、リアコンビランプにはともにLEDを採用。いっぽうインテリアは、モダンなイメージと日常での快適性を兼ね備えたデザインとされており、細部までつくり込まれたインストゥルメントパネルや64色から選べるLED室内イルミネーションなどにより、スタイリッシュな雰囲気を演出しているという。

パワーユニットは1.5リッターエンジン(K15C)にインテグレーテッドスタータージェネレータを組み合わせたマイルドハイブリッドと、ガソリンでも天然ガスでも走行可能なK15Cのバイフューエル仕様、そして1.5リッターエンジン(M15D)にe-CVTを組み合わせたストロングハイブリッドを用意。トランスミッションは、マイルドハイブリッドには5段MTと6段ATが、バイフューエル仕様には5段MTが、ストロングハイブリッドには上述のとおりCVTが組み合わされる。駆動方式は2WDが基本で、マイルドハイブリッド車の6段AT仕様には4WDシステムの「オールグリップ」も用意される。

また電動車には、スズキ、東芝、デンソーが出資した合弁会社のTDS Lithium-Ion Battery Gujarat Private Limited(TDSG)が生産するリチウムイオン電池を搭載。バイフューエル車にはスズキとして初めて、CNGタンクをボディーの下に配置するアンダーボディータンクレイアウトを採用し、広いラゲッジスペースを確保したとしている。

燃費は、マイルドハイブリッド車が仕様に応じて19.07~21.18km/リッター、バイフューエル車が天然ガス使用時で27.02km/kg、ストロングハイブリッド車が28.65km/リッターだ(Rule 115 of Central Motor Vehicles Rules, 1989)。

機能・装備も充実しており、自動運転レベル2相当の先進運転支援システムや、衝突被害軽減ブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、全方位モニター用カメラ、タイヤ空気圧モニターなどを採用。快適装備としては、足の動きを感知して自動で開閉できるハンズフリーパワーバックドアや、電動で調整可能なパワーシートなどを設定している。また、携帯端末との連携機能である「Apple CarPlay」や「Android Auto」にも対応した10.1インチの純正インフォテインメントシステムや、「Dolby Atmos 5.1chサラウンドシステム」に対応したInfinity製8スピーカーのプレミアムサウンドシステムなども用意。インフォテインメントシステムには、「Amazon Alexa」の音声認識機能も搭載している。

生産を担うのはマルチ・スズキのカルコダ工場で、インドだけでなく100以上の国と地域への導入を予定。ただ、現状では日本への導入は予定されていない。

(webCG)

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