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1/7F1第18戦メキシコシティGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真左)。今季9勝目、メキシコではレコードとなる通算3勝目を記録した。3位にはチームメイトのセルジオ・ペレス(同右)が入り、メキシコ人として初の母国表彰台にサーキットは沸いた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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2/7プラクティス中はすこぶる快調、ポールシッター最有力候補だったレッドブルは、フェルスタッペン(写真先頭)が予選3位とまさかの結果となるも、レースでは安定した速さを披露。スタートでメルセデスの2台を抜きトップを奪うと、その後誰からもそのポジションを脅かされずに独走し、18戦目にして9勝目を飾った。これでルイス・ハミルトンに対するポイントリードは19点。「まだシーズンは先がある。もちろんこのリードはいいと思うが、事態は目まぐるしく変わるからね」と、残り4戦となったシーズンフィナーレに向けて気の緩みを許さなかった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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3/7チームメイトのバルテリ・ボッタスとフロントローを分け合った予選2位のルイス・ハミルトン(写真)。フェルスタッペンらレッドブル勢を後ろに従えて迎えたレースでは、スタートでフェルスタッペンに出し抜かれてしまう。標高が高く空気が薄いメキシコのコースでは冷却も厳しくなり、前を取られると圧倒的に不利になる。ハミルトンはオーバーヒートという問題も抱えながらも、2位の座を狙うペレスからのプレッシャーに屈することなく2位のままフィニッシュ。「とにかく全力を出し切ったが、レッドブルは速かった」と負けを認めつつ、「バルテリ(ボッタス)はスタートでフェルスタッペンにスペースを与えてしまった」と、暗にチームメイトの失敗も指摘していた。(Photo=Mercedes)
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4/7「チェコ」の愛称で親しまれるメキシコのヒーロー、ペレス(写真)。母国で自身初ポールを狙ったものの、最後のアタック中に前の角田裕毅に近づきすぎダウンフォースを失い、アルファタウリとともにコースオフ、予選4位とやや残念な結果に。気を持ち直して臨んだレースでは、ボッタスの脱落で3位に上がり、2位ハミルトンをゴールまで追ったものの抜けずに3位。「1-2フィニッシュできなかったのはちょっと残念だ」とは言いつつ、メキシコ人初の母国表彰台に沸く観衆の声援に応える力走を披露した。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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5/7アルファタウリの角田裕毅(写真)は、パワーユニット交換によるグリッド降格というハンディを背負うも、初日から上位に食い込む速さを見せ、3戦連続して予選Q3に進出。ピエール・ガスリーにスリップストリームを使わせ、チームメイトの予選5位獲得に貢献した。しかしレースとなると、スタート直後の混乱に巻き込まれ、アルピーヌのエステバン・オコンとの接触で0周リタイア。同じレッドブル系ドライバーのアレクサンダー・アルボンをメンターに、後半戦は安定感を増してきている角田にとっては惜しい結果となった。一方ガスリーは、レッドブル、メルセデスに次ぐ4位入賞を果たし、アルファタウリは、コンストラクターズランキングで5位アルピーヌに同点で並ぶこととなった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
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6/7この週末、フェラーリをけん引したのはカルロス・サインツJr.(写真)で、予選でも6位と好位置を獲得。シャルル・ルクレールはグリップしないマシンに悩み8位からスタートすることとなったが、レースではルクレールが5位、サインツJr.6位でゴール。両ドライバーのダブル入賞に加え、コンストラクターズランキング3位の座を争うマクラーレンが苦戦したこともあり、3.5点あった差を逆転させ、13.5点差でフェラーリが3位に上がった。(Photo=Ferrari)
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7/7コンストラクターズランキング3位だったマクラーレンは、フェラーリに3.5点差と近づかれていたが、メキシコで逆転を許すことになる。ダニエル・リカルドがフェラーリの間に割って入る予選7位を取るも、スタートでボッタスと接触しポイント圏外にはじき出され12位完走、無得点に終わった。僚友ランド・ノリス(写真)は、パワーユニット交換による降格で後方18番グリッドからスタート。45周目まで長い第1スティントを走り、10位入賞で1点を追加。コンストラクターズランキングは4位に落ちてしまった。(Photo=McLaren)

bg
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