-
1/8F1第17戦日本GPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真右)。レッドブルは2年連続6回目のコンストラクターズタイトルを獲得し、クリスチャン・ホーナー代表(同左)がポディウムにあがった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
2/8ポール・トゥ・ウィンで今季13勝目を飾ったレッドブルのフェルスタッペン(写真)。絶不調だった前戦シンガポールGPから一転、鈴鹿サーキットを走りだしたレッドブルには再び他を圧倒する速さが戻っていた。フェルスタッペンは3回のプラクティス、3回の予選セッションすべてでトップタイムをマーク。ポールポジション獲得後は、世界屈指の難関セクションである「S字」を含むセクター1について「走るのが楽しかった」と余裕すら感じさせるコメントを残していた。レースでは、スタートでホイールスピンが多く一瞬出遅れるもトップを死守。その後はクルージングの如く快走を続け、ライバルより1.064秒も速いファステストラップを記録し完勝した。早ければ次戦カタールGPのスプリントレースで3度目の栄冠を手にすることができる。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
3/8「スタートでフェルスタッペン(写真先頭左)に並びかけたマクラーレンのランド・ノリス(写真ではフェルスタッペンの右)だったが、フェルスタッペンがトップを死守したことで2位に。一方でキャリア初のフロントロースタートとなった新人オスカー・ピアストリ(同後ろ)は、フェルスタッペンにけん制されるかたちで3位に落ち、結局マクラーレンはこの順位のまま53周のレースを終えた。予選ではレッドブル&フェルスタッペンに次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の2-3位を取ったマクラーレン。フェルスタッペンにはかなわないが、フェラーリやメルセデスとの差は歴然としたもので、今季4回目の2位だったノリスは着実にステップアップしているチームを称賛していた。またピアストリは、キャリア16戦目にして初表彰台を獲得した。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
4/8フェラーリのシャルル・ルクレール(写真)は4位でゴールした。前戦シンガポールGPでレッドブル&フェルスタッペンの連勝を止めたフェラーリ。日本GP予選ではマクラーレンにも先行を許し、ルクレール4位、前戦ウィナーのカルロス・サインツJr.は6位と“3番目のチーム”だった。レースではポディウムには届かなかったが、コンストラクターズランキング2位を争うメルセデスとつばぜり合いを繰り広げ、ルクレールはハミルトンを押さえ切り、またサインツJr.はラッセルの前の6位でフィニッシュした。この戦績により、ランキング2位メルセデスと3位フェラーリとの差は24点から20点に縮まった。(Photo=Ferrari)
-
5/8メルセデスのラッセル(写真)は、まさかの1ストップ作戦を敢行するも失敗し7位だった。中高速コーナーに難があるメルセデスにとって、鈴鹿サーキットでは苦しい立ち上がりとなった。金曜日からセッティングを変えて臨んだ土曜日の予選では、ポールから1.031秒も離されルイス・ハミルトン7位、ラッセルは8位。マシンのフィーリングは改善したところでレッドブルやマクラーレンとのギャップは大きく、ハミルトンはリアのダウンフォース不足にフラストレーションを隠さなかった。レースでは同じシルバーアロー同士で丁々発止とやり合った。7冠王者ハミルトンを攻略できなかったラッセルが1ストップという賭けに打って出たが、結果には結び付けられなかった。ハミルトンは5位でレースを終えている。(Photo=Mercedes)
-
6/8アストンマーティンは鈴鹿サーキットでペースに苦しみ、日本仕様のヘルメットで臨んだフェルナンド・アロンソ(写真)は予選10位、ランス・ストロールは17位。アロンソはソフトタイヤを履いてスタートし、そのかいもあってか一気に6位にジャンプアップ。その後、早々に履き替えたハードタイヤに苦戦するも、2セット目のハードではペースをつかみ、後ろから迫るアルピーヌ勢を押さえ切って8位入賞を果たした。(Photo=Aston Martin)
-
7/8来季もアルファタウリに残留することが発表された角田裕毅(写真前)。F1で4シーズン目を戦えることになった喜びを胸に、母国の大声援を背にした予選では気迫のこもった走りを披露した。Q1を8位で通過、Q2は7位、そしてトップ10グリッドを決めるQ3では9位。「ホームGPでQ3進出は信じられないくらいスペシャルなこと」とは予選後の本人のコメントだ。レースが行われた9月24日は、くしくもホンダ75周年の創立記念日。スペシャルデザインのヘルメットで臨んだレースでは、しかし、なかなか帳尻を合わせることができなかった。ソフトタイヤを履いてスタートし、チームメイトのリアム・ローソン(同後ろ)にも抜かれ11位に後退。10周目にソフトからミディアムに交換するとローソンの前に出たのだが、次のハードタイヤへの交換のタイミングが遅れ再びローソンの先行を許した。タイヤのオーバーヒートにも苦しんだ末に12位完走、惜しくも母国でポイント獲得ならず。今年スーパーフォーミュラでタイトルを争っているローソンは、走り慣れた鈴鹿で予選11位、スタート直後は僚友角田に果敢に挑む姿勢を見せたものの、入賞目前の11位に終わった。なお2024年は、現在けがで療養中のダニエル・リカルドと角田のコンビでシートが確定。ローソンはリザーブに退くこととなった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
8/82022年限りでF1を引退したセバスチャン・ベッテル(写真中央)が来日。生物多様性を世に知ってもらうためのプロジェクト「BUZZIN' CORNER」の一環として、鈴鹿サーキットの2コーナーに“蜂の小屋”を建て、フェラーリのシャルル・ルクレール(同右)、カルロス・サインツJr.(同左)をはじめとする現役ドライバーや関係者を招いて小屋をペイントしてもらうという企画が催された。また2コーナーの縁石は、蜂の柄にちなんで黒と黄色のカラーに塗られた。4冠王者のベッテルは、引退後、環境問題に積極的に関わっており、英国グッドウッドや地元ドイツのニュルブルクリンクなどでカーボンニュートラルの燃料を使った古いF1マシンのデモランを実施するなど啓発活動を行っている。(Photo=Ferrari)

bg
自動車ニュースの新着記事
-
「フィアット600ハイブリッド」にブラックのボディーカラーをまとう限定車「Nero Cinema(ネロチネマ)」登場NEW 2025.11.11 ステランティス ジャパンは2025年11月11日、フィアットのコンパクトSUV「600ハイブリッド」に台数150台の限定車「600ハイブリッドNero Cinema(ネロチネマ)」を設定。同日、販売を開始した。
-
トヨタが新型「ハイラックス」を世界初公開 ディーゼルのほかBEVやFCEVを設定NEW 2025.11.10 トヨタがタイでピックアップトラックの新型「ハイラックス」を世界初公開。ディーゼル車に加えて航続距離300km以上を標榜するBEVや、FCEVも設定されるという。日本では2026年年央にディーゼルモデルが発売される予定だ。
-
スズキが改良型「キャリイ」「スーパーキャリイ」の情報を先行公開NEW 2025.11.10 スズキが軽トラック「キャリイ」「スーパーキャリイ」の仕様変更の情報を公開。フロントおよびインテリアのデザインを変更し、機能・装備を拡充するという。また正式発表に先駆け、特別仕様車「スーパーキャリイXリミテッド」を名古屋で先行展示する。
-
「ジャパンモビリティショー2025」が閉幕 延べ101万人が来場 2025.11.10 国内最大規模の自動車/モビリティーショーである「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー2025)」が閉幕。来場者数は101万人と、前回の2023年より1割ほど減ったいっぽうで、出展企業・団体は522と、過去最高を記録した。
-
【F1 2025】第21戦サンパウロGPでノリスが今季7勝目、フェルスタッペンはピットレーンスタートから3位に躍進 2025.11.10 F1世界選手権第21戦サンパウロGP決勝が、2025年11月9日(現地時間)、ブラジルはサンパウロにあるアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(4.309km)を71周して行われた。レースの結果とポイントランキングを報告する。
新着記事
-
NEW
ボンネットの開け方は、なぜ車種によって違うのか?
2025.11.11あの多田哲哉のクルマQ&Aクルマのエンジンルームを覆うボンネットの開け方は、車種によってさまざま。自動車業界で統一されていないという点について、エンジニアはどう思うのか? 元トヨタの多田哲哉さんに聞いてみた。 -
NEW
ボルボEX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス(4WD)【試乗記】
2025.11.11試乗記ボルボの小型電気自動車(BEV)「EX30」にファン待望の「クロスカントリー」が登場。車高を上げてSUVっぽいデザインにという手法自体はおなじみながら、小さなボディーに大パワーを秘めているのがBEVならではのポイントといえるだろう。果たしてその乗り味は? -
メルセデス・ベンツGLB200d 4MATICアーバンスターズ(4WD/8AT)【試乗記】
2025.11.10試乗記2020年に上陸したメルセデス・ベンツの3列シート7人乗りSUV「GLB」も、いよいよモデルライフの最終章に。ディーゼル車の「GLB200d 4MATIC」に追加設定された新グレード「アーバンスターズ」に試乗し、その仕上がりと熟成の走りを確かめた。 -
軽規格でFR!? 次の「ダイハツ・コペン」について今わかっていること
2025.11.10デイリーコラムダイハツがジャパンモビリティショー2025で、次期「コペン」の方向性を示すコンセプトカー「K-OPEN」を公開した。そのデザインや仕様は定まったのか? 開発者の談話を交えつつ、新しいコペンの姿を浮き彫りにしてみよう。 -
ホンダ・シビック タイプRレーシングブラックパッケージ(後編)
2025.11.9ミスター・スバル 辰己英治の目利きあの辰己英治氏が、“FF世界最速”の称号を持つ「ホンダ・シビック タイプR」に試乗。ライバルとしのぎを削り、トップに輝くためのクルマづくりで重要なこととは? ハイパフォーマンスカーの開発やモータースポーツに携わってきたミスター・スバルが語る。 -
アウディSQ5スポーツバック(4WD/7AT)【試乗記】
2025.11.8試乗記新型「アウディSQ5スポーツバック」に試乗。最高出力367PSのアウディの「S」と聞くと思わず身構えてしまうものだが、この新たなSUVクーペにその心配は無用だ。時に速く、時に優しく。ドライバーの意思に忠実に反応するその様子は、まるで長年連れ添ってきた相棒かのように感じられた。
注目の記事
-
フルモデルチェンジで全方位に進化した人気のコンパクトカー「MINIクーパー5ドア」の魅力に迫る。 特集 -
クルマ好きなら試してみたい旬のタイヤとアクセサリー。webCGのイチオシはこれだ! 特集 -
ブリヂストンが満を持して世に問うた最新スタッドレスタイヤ「ブリザックWZ-1」。その実力に迫る。 特集 -
圧巻のタフネスとキャパシティー。MTBのトップライダーを支える「ディフェンダー130」の活躍に迫る。 特集
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング自動車ニュース
-
ホンダが電動過給機付きバイク「V3R 900 Eコンプレッサー プロトタイプ」を世界初公開 2025.11.5 自動車ニュース -
アクラポビッチ製マフラー搭載 「アルファ・ロメオ・ジュリア」に台数46台の限定車が登場 2025.11.6 自動車ニュース -
スズキが新型バイク「SV-7GX」を発表 排気量645ccのアドベンチャーモデル 2025.11.6 自動車ニュース -
ロイヤルエンフィールドが「ブリット650」を発表 クラシックな装いの大型モーターサイクル 2025.11.6 自動車ニュース -
ホンダがミニバン「オデッセイ」の一部改良モデルを発売 新色のボディーカラーも設定 2025.11.6 自動車ニュース
