-
1/8F1第20戦メキシコシティGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(写真左から2番目)、2位に入ったメルセデスのルイス・ハミルトン(同左端)、3位でレースを終えたフェラーリのシャルル・ルクレール(同右端)。(Photo=Mercedes)
-
2/8レッドブルのフェルスタッペン(写真)がメキシコシティGPで完勝した。3回のプラクティスすべてで最速タイムを記録、予選でもポール最有力候補だったにもかかわらず、路面温度が若干落ちたQ3ではマシンがスライドし始め、ささいなエラーも重なり3番手タイム。レースでは抜群の蹴り出しでトップに立つと、セーフティーカーや赤旗も難なく通り抜け、年間最多勝記録更新となる16勝目、通算でアラン・プロストに並ぶ歴代4位タイの51勝目をマークした。フェルスタッペンはこの2年間だけで31勝を記録したことになり、これはナイジェル・マンセルの通算勝利数に匹敵する。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
3/8メルセデスのハミルトン(写真左)が、フェラーリのルクレール(同右)をオーバーテイクし2位でフィニッシュ。メルセデス勢の予選は、ハミルトンが「悪夢のようなドライブ」とこぼすマシンで6位、ジョージ・ラッセルも「安定感に欠いた」と8位に沈むも、レースでは速さを示し、ハミルトンは最終周にファステストラップを記録したほど。ラッセルも6位でゴールした。チャンピオンシップで3位につけているハミルトンは、ランキング2位のセルジオ・ペレスが今回無得点に終わったことで、20点差に詰め寄った。(Photo=Mercedes)
-
4/8フェラーリのルクレール(写真)は3位表彰台。予選直前の3回目のプラクティスでは13位、この週末パッとしなかったルクレールは、予選Q3になると急に目覚めたかのように最速タイムを記録し、2戦連続ポール奪取に成功。フェラーリは当人たちも驚くフロントロー独占でレースに臨んだ。スタートでレッドブルの2台に挟まれるかっこうでターン1に進入したルクレールは、アウト側のペレスと接触。フロントを壊しながらも走り続けることができたフェラーリに対し、ペレスはリタイアを喫した。「ホームレースでペレスがリタイアしたことはとても残念だけど、(3台の真ん中で)ほかに行き場所はなかったんだ」とメキシコのヒーローであるペレスに同情を示しながらも当時の状況を語っていた。ルクレールは、ポールからスタートした過去11戦のすべてで勝利できておらず、これは歴代2位の記録であるという。チームメイトのカルロス・サインツJr.は、予選2位から4位でチェッカードフラッグを受けた。(Photo=Ferrari)
-
5/8メルセデスのジョージ・ラッセル(写真前)対マクラーレンのランド・ノリス(同後ろ)の戦いは、ノリスが5位、ラッセル6位で決着した。予選でドライビングミスやイエローフラッグに邪魔されるなどしたノリスが、まさかのQ1落ちとなる19位。他車のペナルティーで17番グリッドとなるも、その後の追い上げはめざましかった。赤旗からの再開直後に10位から15位に落ちるも入賞圏内まで這(は)い上がり、チームオーダーでオスカー・ピアストリに7位を譲ってもらうと、ダニエル・リカルド、ラッセルをも抜き去り、5位でチェッカードフラッグを受けた。ピアストリも8位に入り、マクラーレンはコンストラクターズランキング4位の座を不動のものとしつつある。(Photo=McLaren)
-
6/8アルファタウリのリカルド(写真)は予選4位から7位入賞を果たした。チームメイトの角田裕毅がパワーユニットとギアボックス交換によるグリッド降格を受けることが決まっており、予選では角田がリカルドをけん引するかたちとなった。結果、リカルドは無事にQ3にまで到達したばかりか、値千金の4位という好位置を獲得。レースでもトップチームを相手に丁々発止とやりあい、昨季までマクラーレンのチームメイトだったノリスとは激しいつばぜり合いを展開。順位は落としたが、7位6点を追加したアルファタウリは最下位から一気に8位へと躍進することができた。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
7/8アルファタウリの角田(写真左)は12位完走。パワーユニットとギアボックスを交換したことでグリッド後方からのスタートが決まっていた今回、予選ではQ2まで進みノータイムのまま終了。18番手からスタートしたレースでは、早々にハードタイヤに履き替え、赤旗中断前に8位まで駒を進め、前を走るマクラーレンのオスカー・ピアストリと軽い接触を交えた抜きつ抜かれつを演じた。タイヤのパフォーマンスが落ち始めたことを感じ取った角田は、早めにマクラーレンのルーキーをかわしたかったというが、アウト側から仕掛けたアルファタウリとマクラーレンが接触すると角田のマシンはスピンし、順位を落としてしまった。僚友リカルドが今季アルファタウリのベストリザルトとなる7位に入ったことを考えても、ポイント獲得とならなかったことは惜しかった。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)
-
8/8母国メキシコのファンに囲まれるペレス(写真右)。キャリア13年目、最速のマシンであるレッドブル、そして最強のチームメイトであるフェルスタッペンというつわものにも囲まれた今シーズンは、大きな期待とプレッシャーとの戦いでもあった。予選Q3ではニュータイヤが1セットしかなく、アルファタウリのリカルドにも抜かれ5位。スタートでは「ホームで勝ちを狙っていた」という気持ちが先走りしたか、ターン1のアウト側にいたペレスのマシンはルクレールのフェラーリにはじき出されるかたちで宙を舞い、したたかに路面にたたきつけられリタイアとなった。ドライバーズランキング2位のペレスは、無念の無得点で3位ハミルトンに20点差まで詰め寄られた。支えてくれるチームや地元ファンの期待に応えられなかった自責の念もあるだろう。いま、ペレスの最大の敵は自分自身のなかにあるのかもしれない。(Photo=Getty Images / Red Bull Content Pool)

bg
自動車ニュースの新着記事
-
【F1 2026】第10戦ベルギーGPでアントネッリがポール・トゥ・ウィン、今季6勝目を飾る 2026.7.20 F1世界選手権第10戦ベルギーGP決勝が、2026年7月19日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキット(7.004km)を44周して行われた。レースの結果とポイントランキングを報告する。
-
「BMW 4シリーズ グランクーペ」の新グレード「Edition Shadow(エディションシャドー)」登場 2026.7.17 BMWジャパンは2026年7月15日、「BMW 4シリーズ グランクーペ」のラインナップに「Edition Shadow(エディションシャドー)」を追加し、同日、注文受け付けを開始した。デリバリーの開始は同年9月以降になる見込み。
-
ダイハツが「タフト」に2タイプの特別仕様車を設定 2026.7.17 ダイハツ工業は2026年7月15日、軽乗用車「タフト」を一部改良するとともに特別仕様車「ラギッドベンチャー」と「アクティブモード」を設定し、販売を開始した。主に先進運転支援システムの改善を図っており、予防安全機能「スマートアシスト」の検知能力を強化している。
-
4代目「日産エルグランド」のカスタマイズモデル、「AUTECH」「AUTECHライン」「VIP」登場 2026.7.16 日産モータースポーツ&カスタマイズは2026年7月16日、新型「日産エルグランド」をベースにしたカスタマイズモデル「AUTECH」「AUTECHライン」「VIP」を発表した。AUTECHは同年8月上旬に発売予定で、その他のモデルは同日に販売がスタートした。
-
ジャガー・ランドローバーが「レンジローバー・スポーツ」のEVモデルを発表 2026.7.16 英ジャガー・ランドローバーが「レンジローバー・スポーツ」の新型電気自動車「レンジローバー・スポーツ エレクトリック」を世界初公開。「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でデモ走行を披露した。車両の詳細は2026年後半に発表される予定だ。
新着記事
-
NEW
電気自動車の人工的な走行音はどうあるべきか?
2026.7.21あの多田哲哉のクルマQ&AEVの走行時に車内で聞こえてくる人工的な“音”は、本来、どうあるべきなのか? やはり、疑似エンジン音が最適なのか? トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんの考えを聞いてみた。 -
NEW
アストンマーティン・ヴァンテージS(FR/8AT)【試乗記】
2026.7.21試乗記アストンマーティンの擁するFRスポーツ「ヴァンテージ」が、より高性能な「ヴァンテージS」に進化。よりたくましいエンジンを獲得し、卓越したコーナリング性能に磨きをかけつつ、“優しさ”も身につけた最新モデルの走りを報告する。 -
第340回:一にエンジン、二にカッコ
2026.7.20カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。マツダ渾身(こんしん)のラージ商品群を応援するカーマニアのひとりとして、「CX-60」と「CX-80」の動向は常に気になっている。3列シートSUV、CX-80の最新モデルにあらためて試乗して感じたこととは? -
日産は“再挑戦”でホンダは“終了” 新型「エルグランド」発売に見る、プレミアムミニバンの今
2026.7.20デイリーコラムトヨタが圧倒的なシェアを占める上級ミニバンの世界において、新型「エルグランド」で復権をねらう日産。しかし、なぜフルモデルチェンジは16年ぶりになったのか? ホンダはどうするのか? この市場の今を考察する。 -
ホンダ・インサイト(FWD)【試乗記】
2026.7.20試乗記3000台の限定で販売される新型「インサイト」は、クロスオーバー風のフォルムと、これまでのホンダ車にはなかった内外装のデザインテイストが新鮮だ。中国で生産され、日本独自の名前が与えられた新型電気自動車の走りと仕上がりを、ロングドライブで確かめた。 -
ポルシェ911カレラT(後編)
2026.7.19ミスター・スバル 辰己英治の目利きスバルとSTIでクルマの走りを鍛え、モータースポーツにも積極的に取り組んできた辰己英治さん。彼の目に、“スポーツカーの水準器”こと「ポルシェ911」はどのように映ったのだろう? 走りの楽しさを追求した「カレラT」グレードに乗っての印象を聞いた。
注目の記事
キャンペーン・お得な情報
週間アクセスランキング自動車ニュース
-
トヨタが「クラウン クロスオーバー」を改良 ティーザー画像を先行公開 2026.7.15 自動車ニュース -
4代目「日産エルグランド」のカスタマイズモデル、「AUTECH」「AUTECHライン」「VIP」登場 2026.7.16 自動車ニュース -
日産の強みである“走りのよさ”も追求 新型「エルグランド」発売 2026.7.16 自動車ニュース -
ホンダが「N-BOX」のマイナーチェンジモデルを発表 「N-BOXジョイ」には、特別仕様車「ブラックスタイル」を設定 2026.7.16 自動車ニュース -
「BMW 4シリーズ グランクーペ」の新グレード「Edition Shadow(エディションシャドー)」登場 2026.7.17 自動車ニュース