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1/8「CES 2025」でのプレスカンファレンスより、「アフィーラ1」の詳細を語るSHMの水野泰秀会長兼CEO。
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2/8「アフィーラ1」は、“クルマ”としては航続距離300マイル(約480km)を標榜(ひょうぼう)するEVだが、その真価は移動中に車内で提供されるユーザーエクスペリエンス(UX)にある。SHMは同車について「クリエイターとの共創やソフトウエアアップデートを通じて、進化し続ける」クルマと表している。
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3/8ディスプレイ上にズラリと並んだ、音楽・映像コンテンツの提供サービス等のアイコン。
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4/840個の車載センサーや最大800TOPSの計算能力を持つECU、そして独自のAI技術により、エンド・ツー・エンドの全域で高度な運転支援を実現するという「アフィーラ1」。それでも、ドライバーが運転操作からまったく開放される、完全な自動運転を実現しているわけではない。
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5/8「アフィーラ1」のインストゥルメントパネルまわり。同車には対話型のパーソナルエージェント「アフィーラ パーソナルエージェント」が搭載されており、自然な対話を通じてさまざまな車載機能をコントロールできるほか、エージェントとの会話を楽しんだり、行動計画の提案を受けたりもできるという。
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6/8「CES 2025」ではホンダも「Honda 0」シリーズの2台のプロトタイプを公開。両車に搭載予定のさまざまなデジタル技術やソフトウエアについても発表し、大いに注目を集めていた。
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7/8「アフィーラ1」の車内には、シートごとに最適化された独自のサウンドシステムとディスプレイを配置。SHMでは社外のクリエイターやデベロッパーとの共創により、この車内で提供する、走行・車両データを用いたモビリティーならではのエンターテインメントの創出にも取り組んでいる。
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8/8「CES 2025」のプレスカンファレンスでは、すでにパートナーシップを結んでいるコンテンツサプライヤーなどもあわせて紹介された。アフィーラならではのUXの実現は、こうした仲間づくりに成否がかかっているのだ。

林 愛子
技術ジャーナリスト 東京理科大学理学部卒、事業構想大学院大学修了(事業構想修士)。先進サイエンス領域を中心に取材・原稿執筆を行っており、2006年の日経BP社『ECO JAPAN』の立ち上げ以降、環境問題やエコカーの分野にも活躍の幅を広げている。株式会社サイエンスデザイン代表。
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