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1/11「世界最速のEVレース」として知られるフォーミュラEが、昨シーズンに続き2025年5月に日本で開催される。その本戦に先駆け、同年2月に東京都庁で「TOKYO GX ACTION×フォーミュラE東京大会PRイベントオープニングセレモニー」と題したイベントが行われ、東京都知事の小池百合子氏(写真左)とフォーミュラEオペレーションズCEOのジェフ・ドッズ氏(同右)が登場した。
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2/11昨シーズンの東京大会では、3本のストレートを高速コーナーとタイトなコーナーで結ぶ、一般道を含む全長2.582kmの特設コースが設定された。ターン2とターン3の間に出現したジャンピングスポットは迫力ある観戦ポイントであったが、「マシンに負担がかかる」と、ドライバーからは改善を希望する声も聞かれた。
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3/11東京ビッグサイトを囲むように設定された、記念すべき日本初開催となった「2024 TOKYO E-PRIX」のコース。全長2.582kmのうち、およそ半分が公道とされた。昨シーズンの成功を受け。今回は2025年5月17日(土)と18日(日)に、2日連続のダブルヘッダーでレースが開催される。
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4/11「ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11」は、3月27日現在で、ラウンド4のジェッダE-Prixまでが終了。第3戦において2位、第4戦において1位を獲得した日産のオリバー・ローランドがドライバーズランキングで首位に立っている。
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5/11「ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11」で用いられる電動フォーミュラマシンは、昨シーズンの東京大会を走った「Gen3(ジェンスリー)」から「Gen3 EVO(ジェンスリー・エボ)」に進化。フロントウイングの形状をはじめ、エクステリアデザインがリファインされている。
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6/11電動フォーミュラマシン「Gen3 EVO」は、リアモーターの300kWにフロントモーターの50kWを足し、4WDとして走行することが可能となった。スタート直後の5秒間やアクティベーションゾーンを通過する際のアタックモード時など、3つのシーンでのみ4WD走行が行える。
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7/11ダブルヘッダーでは、いずれかの日でレース中に34秒間静止するピットストップが義務づけられる。ピットストップの間に600kWの専用急速充電器で30秒間の急速充電を行い、レースで使えるエネルギー量の約1割に相当する3.85kWhの電気エネルギーを補充するピットブーストが行われる。このシステムが導入されたのも、シーズン11のトピックである。
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8/11シーズン10の東京大会で日産チームを応援するギャラリー。今シーズンはヤマハがローラとパワートレイン開発および供給に関するテクニカルパートナーシップを締結し、サプライヤーとしてフォーミュラEに参戦している。日本企業の活躍も、レースの見どころのひとつだ。
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9/112024年3月30日に開催された「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」のシーズン10第5戦東京大会。ポールポジションから好スタートした日産フォーミュラEチームのNo.22オリバー・ローランドが中盤までレースをリードしたが、24周目にマセラティ MSG レーシングのマクシミリアン・ギュンターがトップを奪取し、そのまま東京大会初の勝者となった。
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10/11フォーミュラE第5戦東京大会のオープニングセレモニーには内閣総理大臣の岸田文雄氏(当時)と東京都知事の小池百合子氏も参列。東京での初開催を盛り上げた。
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11/11東京ビッグサイト周辺の公道部分が含まれるフォーミュラE東京大会のコース。道路にペイントされた「止まれ」や「有料駐車車両」といった日本語の表記が、海外から訪れた参戦チームの一部関係者に「カンジ、クール!」と評判であった。

世良 耕太
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