「スズキ・スイフト」に1.2+CVTを追加、新モデルも登場
2007.05.25 自動車ニュース「スズキ・スイフト」に1.2+CVTを追加、新モデルも登場
スズキは2007年5月24日、コンパクトハッチの「スイフト」シリーズをマイナーチェンジ。1.2リッターエンジンの採用や、上級モデルの追加などが行われた。
■1.2+CVTで燃費向上
「スイフト」のマイナーチェンジで一番のトピックが、1.2リッターエンジン+CVTの採用。これまでのFFモデル、1.3リッター+ATはすべて、この組み合わせに入れ替えられた。
新エンジンは90psと12.0kgmを発生し、「従来の1.3リッター(91ps、12.0kgm)と同等」と主張される。環境性能に優れるうえ、CVTを組み合わせることで、カタログ燃費20.5km/リッターという低燃費を実現したと謳われる。
なお、4WDやMTモデルでは1.3リッターエンジンがキャリーオーバーされる。1.5リッターモデルにスペックの変更はない。
エクステリアでは前後バンパーやテールランプの意匠変更が行われ、さらに一部グレードにはドアミラー埋め込みのサイドターンランプを採用。荷室の使い勝手も改められ、リアシートの収納は2アクションのタンブルフォールディングから、1アクションのシングルフォールディングとされた。キーレスエントリーも標準で備わる。
ボディカラーは全7色を設定、価格は110万2500円から160万6500円
■女性向けの「スイフトスタイル」登場
同時に登場した新たなモデルが「スイフトスタイル」。主に女性をターゲットとし、1.2リッターFFと1.3リッター4WDの「スイフト」に、上質な装備を施した車両である。
フロントマスクは「スイフト」と差別化され、クロームメッキを用いた専用グリルが与えられる。LEDサイドターンランプ付きドアミラーも標準。
内装はブラウン基調でまとめられた。ウッド調のステアリングホイールやシフトノブ、本革とアルカンターラの専用シートが配され、インパネはシルバーパーツを用いた専用デザイン。
ボディカラーは専用色「マルーンブラウンパール」を含む6色が用意され、価格は133万3500円(FF)と151万2000円(4WD)。
■「スイフトスポーツ」加速重視、ESPを標準に
「スイフトスポーツ」は、1速のハイギアード化により2速と近づけたクロースレシオに変更された。ファイナルギアは低められ、加速感を向上させたという。
さらに、アンチスピンデバイスのESPが標準装備されたこともニュースである。
他モデル同様、サイドミラーにターンランプが備わることがマイチェンモデルの証。
価格は162万7500円(5MT)と168万円(4AT)。
(文=webCG本諏訪裕幸/写真=荒川正幸)
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