有望視される日本市場で、「ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー」発表

2005.03.15 自動車ニュース webCG 編集部

有望視される日本市場で、「ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー」発表

2005年のジュネーブショーで発表されたばかりの、「ベントレー・コンチネンタルGT」の4ドアバージョン「コンチネンタル・フライングスパー」が、2005年3月11日に日本でもお披露目された。

■乗りたい人は、お早めに

ジュネーブショー・リポートでも取り上げた「ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー(Bentley Continental Flying Spur)」(記事はこちら)が、ワールドプレミアからわずか10日を経て、日本で発表された。
販売を手がけるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの一ノ瀬常務によれば、今回の発表は「世界に先駆けて」行われたもの。ベントレーが日本市場を有望視していることがうかがえる。

「昨日決定」したという価格は、2ドア版「コンチネンタルGT」のわずか55.5万円高、2145.0万円と、けっして高くない(?)。デリバリーは、もっとも早くて2005年10月中になるという。

日本におけるベントレーの販売は絶好調。2005年の販売台数は300台に達する勢いだという。メジャーブランドに比べれば“たった300台”でも、ベントレー級の高級ブランドにとってはさにあらず。フォルクスワーゲングループ傘下に入る前の時代と同じ土俵で比較することはできないが、1991年の年間販売台数はたった33台だった。

ベントレーの販売台数を飛躍的に伸ばした立役者は、もちろん「コンチネンタルGT」。東京では、珍しい存在とは思えないくらい、頻繁に目にするようになった。
ロールスロイス&ベントレー時代とは異なり、VWがつくりあげた強固なシャシー、パワフルで信頼性のあるパワートレインと4WDシステムによって、高いパフォーマンスを誇るクーペは、2004年に世界で6000台を販売。さらにバックオーダーを抱えているという。

人気モデルの4ドアバージョンにもオーダー殺到。コーンズによれば、1ヶ月前に開始した仮受注が順調で、今年10月の納車分は予約済みとか。
「2006年半ばまでに納車を望まれる方は、今すぐにでもご注文を……」(一ノ瀬氏)とのこと。最高速度312km/h、0-100km/h加速を5.2秒でこなす、スーパーサルーンに早く乗りたい方は、即断を迫られている!?

(webCGオオサワ)

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド:
http://www.cornesmotor.com/

ベントレー:
http://www.bentleymotors.com/

 
有望視される日本市場で、「ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー」発表の画像

こちらは、2ドアの「コンチネンタルGT」
 

	こちらは、2ドアの「コンチネンタルGT」
	 

4ドアバージョン「コンチネンタル・フライングスパー」。ホイールベースはクーペより30cm以上長い3065mm。フロントマスクなどはそっくりでも、リアフェンダーの張り出しがアグレッシヴなGTと比べて、フライングスパーは落ち着いたサルーンの風格がある。
 

	4ドアバージョン「コンチネンタル・フライングスパー」。ホイールベースはクーペより30cm以上長い3065mm。フロントマスクなどはそっくりでも、リアフェンダーの張り出しがアグレッシヴなGTと比べて、フライングスパーは落ち着いたサルーンの風格がある。
	 

延ばされたホイールベースは、後席居住性に捧げられた。ちなみにモデルは、『NAVI』の高平高輝編集長。
 

	延ばされたホイールベースは、後席居住性に捧げられた。ちなみにモデルは、『NAVI』の高平高輝編集長。
	 

容量475リッターのラゲッジスペース。ちなみに、「メルセデスベンツSクラス」は462リッターとさほど違わないが、見た目にはベントレーの方が大きく感じられた。
 

	容量475リッターのラゲッジスペース。ちなみに、「メルセデスベンツSクラス」は462リッターとさほど違わないが、見た目にはベントレーの方が大きく感じられた。
	 

ベントレー・モーターズ・ジャパンのティム・マッキンレー代表
 

	ベントレー・モーターズ・ジャパンのティム・マッキンレー代表
	 


 
有望視される日本市場で、「ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー」発表の画像

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