フェラーリのジャン・トッド語る、「日本は5番目の市場」
2004.10.08 自動車ニュースフェラーリのジャン・トッド語る、「日本は5番目の市場」
F1スクーデリア・フェラーリのみならず、フェラーリ本社のマネージングディレクターをも務めるジャン・トッドを招いての記者会見が、2004年10月7日、東京のコーンズ芝ショールームで開かれた。
フェラーリと正規販売契約を結ぶコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドの関係は1976年に始まった。「当初は1、2台しか売れなかったフェラーリも、いまでは300台を超えるまで成長しました」(コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド・マーケティングセールス本部一瀬和久本部長)。会見では、フェラーリとコーンズの友好関係が前面に出されていた。
今年で58歳になるフランス人ジャン・トッドは、1960年代にラリーに出場していた経歴の持ち主。やがてプジョーのモータースポーツ活動を率いる立場に就き、1990年代初頭のブルーライオンのスポーツカー挑戦を経て、1993年、スクーデリアのボスに就任した。
1983年以来タイトルから遠ざかっていたフェラーリを再建するため、ミハエル・シューマッハーを中心としたドリームチームを結成。今年2004年に6年連続となるコンストラクターズタイトルを獲得するなど、その後の活躍は周知のとおりだ。
いまではルカ・ディ・モンテゼーモロ社長兼CEOと“2トップ”を組み会社経営にも携わるトッドは、日本市場について、「2004年に330台を売る予定。日本はフェラーリにとって世界で5番目の市場であり、とても重要視している」とコメント。また、「2004年はいい年で、世界での販売台数は4500台を超える見込み」と、フェラーリ社が好調であることをアピールした。
トッドとともに来日したフェラーリのセールスディレクター、ラッファエレ・フジッリは、「日本では5年続けて成長しており、1994年には200台だった販売台数は、2004年には330台を数えるに至った。3年のビジョンとして、20〜30%の販売増を狙っている」と、極東の小国に期待をよせていることを語った。
(webCG 有吉)
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