メルセデス「CLKカブリオレ」がモデルチェンジ

2003.05.20 自動車ニュース webCG 編集部

メルセデス「CLKカブリオレ」がモデルチェンジ

ダイムラークライスラー日本は、4シーターオープン「CLK320カブリオレ」をフルモデルチェンジし、2003年5月19日より販売を開始した。

メルセデスベンツ「CLKカブリオレ」は、「Cクラス」ベースの4座クーペ「CLK」のオープンモデルである。
CLKクーペの新型は、2002年3月のジュネーブショーでワールドデビューし、1ヵ月後にはやくも日本上陸。カブリオレは、1年後の同ショーでお披露目され、やはり早々にわが国で販売されることとなった。

車両生産は、先代に引き続き、名門コーチビルダーのカルマン社が担当する。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4640×1740×1415mm、ホイールベース2715mmとクーペと同じ。CLK320クーペに搭載される3.2リッターV6 SOHCエンジン(最高出力218ps/5700rpm、最大トルク31.6kgm/3000-4600rpm)を心臓部とする。

オープン化にあたり、ピラーやウィンドウフレームなど各部を強化し、ボディ剛性を向上。さらに高張力鋼板の使用部位をボディパネルの約40%まで高め、重量増加を抑えたという。車重は、クーペのプラス140kg、1730kg。

ジマンの電動ソフトトップは約20秒でオープン。リモコンでの操作が可能となった点が新しい。またリアシート後部のハードカバー下に収まるソフトトップは、インナーに厚さ20mmの不織布パッドを用いた3層構造とし、高い断熱・遮音効果を発揮すると謳われる。オープン時に気になる風の巻き込みを低減する、ドラフトストップは標準装備。クローズ時の視認性を高めるため、リアウィンドウが拡大された。

安全装備もウリのひとつ。全面衝突時に、2段階に膨張の程度がコントロールされるSRSエアバッグを装着。さらに、側面衝突時や横転時に前席乗員の頭部と胸部を保護する、SRSヘッドソラックスサイドバッグ、後席乗員用のSRSリアサイドバッグ、横転時に自動的に上昇してくるセーフティリアヘッドレストなども付与された。

日本へ導入されるのは、左ハンドル+5ATモデルのみ。DVDナビゲーションシステム、盗難防止警報システムなども標準で備わり、価格は780.0万円。

(webCG 本諏訪)

メルセデスベンツ「CLKカブリオレ」:
http://www.mercedes-benz.co.jp/showroom/passenger/clk_cab/

 
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