【2003年デトロイトショー】トヨタと日産の北米ニューモデル
2003.01.10 自動車ニュース【2003年デトロイトショー】トヨタと日産の北米ニューモデル
2003年の「デトロイトショー」(North American International Auto Show)では、日本メーカーが北米向けの大型モデルを発表した。トヨタの大型ミニバン「シエナ」と、日産のフルサイズピックアップ「タイタン」を、webCGコンテンツエディターのアオキがリポートする。
■a little selfish fun・・・トヨタ「シエナ」
今回のデトロイトショー話題のひとつに、日本メーカーが本格的に大型モデルを市場に投入しはじめたことが挙げられる。北米メーカー以上にアメリカに密着しているとの自信からか、ビッグ3の牙城を切り崩しにかかる。
トヨタが発表したのは、両側スライドドアをもつ3列シートのミニバン「シエナ」。先代より5インチ(127mm)長いホイールベースを与え、室内空間をグッと拡大した。230psを発生するV6エンジンを搭載、新しいクラッシャブルボディ、フロントダブルエアバッグ、ABSなど、強化された安全装備とあわせ、「a little selfish fun」をもてると謳われる。ベーシックグレード「CE」が2万2955ドルからという価格もウリのひとつ。販売台数を、旧型の年8万1000台から12万台に拡大することをもくろむ。
■ライバルは、「フォードF150」・・・日産「タイタン」
日産は、「この秋登場!」のフルサイズ・ピックアップ「タイタン」を披露した。ラダーフレームをもつコンベンショナルなトラックで、300psを発生する5.6リッターV8を搭載。このセグメントのトップセラー「フォードF150」同様、2列シート、両側に後ヒンジのリアドアを備える。
ライバルより乗員の居住性が高く、荷室も大きいと日産は主張。豊富なアクセサリーやリアフェンダーにツールボックスを備えることなど、使い勝手のよさをアピールする。2002年に81万3000台を売った「Fシリーズ」に対し、10万台の販売目標をかかげる。価格は明かにされていないが、そうとうコンペティティブなプライスが付けられよう。
(webCGアオキ)
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