第2戦マレーシアGP決勝結果【F1 2013 速報】
2013.03.24 自動車ニュース【F1 2013 速報】第2戦マレーシアGP、ベッテル優勝、レッドブルは遺恨を残す1−2フィニッシュ
F1世界選手権第2戦マレーシアGP決勝が、2013年3月24日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(5.543km)を56周して行われた。
リードするレッドブルとそれを追うメルセデスの2チーム、4ドライバーが白熱した戦いを繰り広げた今回、レッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテルがポールポジションから今季初優勝した。
2位にはマーク・ウェバーが入り、チャンピオンチームのレッドブルは2戦目にして1-2フィニッシュを達成したのだが、レース後の表彰台で喜びの表情はみえず。レース終盤にトップを走っていたウェバーに、チームメイトのベッテルがチームの指示を無視して襲いかかり首位を奪取。華々しい結果はチーム内に遺恨を残すカタチでもたらされた。
3位でゴールしたのはメルセデスのルイス・ハミルトン。移籍後初のポディウムとなるが、こちらもチーム采配を巡り複雑な面持ちだった。レース後半、燃費が厳しくなりペースが上がらないハミルトンの背後に、もう一人のドライバー、ニコ・ロズベルグが迫ったのだが、チームはポジションキープを指示。わだかまりが残るレースとなった。
表彰台にのぼれたはずの4位ロズベルグの後ろでは、フェラーリのフェリッペ・マッサが5位でゴール。深紅のマシンは予選2位の好機をリザルトにつなげられなかったが、オープニングラップでフロントウイングを壊し早々にリタイアした僚友フェルナンド・アロンソよりはいい結果に恵まれた。
ロータス・ルノーの2人はタンデム入賞、ロメ・グロジャン6位、そして開幕戦ウィナーのキミ・ライコネンは7位でチェッカードフラッグを受けた。ザウバー・フェラーリのニコ・ヒュルケンベルグは予選12位から8位入賞を果たし、マクラーレン・メルセデスのセルジオ・ペレスは9位で同チーム移籍後の初得点。そしてトロロッソ・フェラーリのジャン=エリック・ベルニュが10位でフィニッシュし、最後の1点を獲得した。
以下、11位バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ・ルノー)、12位エステバン・グティエレス(ザウバー)、13位ジュール・ビアンキ(マルシャ・コスワース)、14位シャルル・ピック(ケイターハム・ルノー)、15位ギド・バン・デル・ガルデ(ケイターハム)、16位マックス・チルトン(マルシャ)、17位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、18位ダニエル・リチャルド(トロロッソ)が完走扱いとなった。
2戦を終え、4連覇を狙うベッテルがポイントを40点としチャンピオンシップ首位へ。2位ライコネンは31点、以下ウェバー26点、ハミルトン25点、マッサ22点と続く。コンストラクターズタイトル争いは、1位レッドブルが66点、26点差でロータスとフェラーリが続き、メルセデスは37点でランキング4位、フォースインディアは10点で5位に名を連ねている。
(文=bg)
-
NEW
スバル・レヴォーグSTI Sport EX(前編)
2021.3.7思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「スバル・レヴォーグ」に試乗。新開発の1.8リッターフラット4ターボエンジンやブランド初となる減衰力可変式サスペンションなどを備えた国産スポーツワゴンの雄を、山野はどうジャッジするのだろうか。 -
ホンダN-ONEオリジナル(FF/CVT)【試乗記】
2021.3.6試乗記往年の名車「N360」に込められたスピリットを受け継ぐ、ホンダの軽「N-ONE」。その新型に試乗した筆者は、これまで軽乗用車に抱いてきたイメージを覆すほどの、モノとしての完成度の高さに驚かされたのだった。 -
トヨタ・ミライZ(RWD)【試乗記】
2021.3.5試乗記フルモデルチェンジでがらりと見た目の変わったトヨタの燃料電池車「ミライ」。大型FR車用のプラットフォームを用いたパッケージングや走り、そして一新された内外装デザインなど、純粋に“魅力あるクルマ”を目指したというが、果たしてその進化やいかに。 -
「自動運転のクルマ」がナウ・オン・セール! それでわれわれは救われるのか?
2021.3.5デイリーコラム出るぞ出るぞと言われてきた「自動運転レベル3」に対応するクルマが、ついにデビューを果たした。この調子で時代は「運転支援」から「自動運転」へと移行していくのだろうか? 清水草一は、そこに根本的な問題があるというのだが……! -
第696回:イタリアにEV専用フィアット系ディーラーが誕生 大矢アキオが電撃訪問!
2021.3.4マッキナ あらモーダ!イタリア・トリノに新たなフィアット系自動車ディーラー「eビレッジ」がオープンした。その特徴は電気自動車を中心とした電動モデルのみを取り扱っていることだ。「e-Village」のサインが輝く店舗に、大矢アキオが早速出向いてみた。 -
ポルシェ・パナメーラ ターボS(前編)
2021.3.4谷口信輝の新車試乗ポルシェが開発したパワフルな4ドアサルーン「パナメーラ ターボS」の走りやいかに? ワインディングロードでステアリングを握ったレーシングドライバー谷口信輝に、その第一印象を語ってもらった。