東京モーターショー:トヨタ、ダイハツ
2001.11.07 自動車ニュース東京モーターショー:トヨタ、ダイハツ
■トヨタ
「デキスギ君」
……ES³(イーエスキュービック)
トヨタの展示内容でいちばん「ひええ」と思った。それも、完成車(?)ではなく裸のボディのほう。説明員氏にいわれて「どわあぁ」とわかったことに、ネジ等以外はすべてアルミ。リアサスのアーム(溶接モン)も、それからフロントのサブフレーム(トヨタ初のダイキャスト)も。あと、Aピラー基部やBピラーも鋳物(補強リブが見えますか?)。さらに、てっきりスポット溶接の跡だと思ったら違ってすべてリベット(ものすごく高い電圧が必要になるためアルミはスポット溶接に向かない)。
このテの車体構造はアウディ等がすでに市販化しているけれど、トヨタがスゴいのは売る予定一切なしに「イザというときに備えて技術を見切っておきたい」というだけでここまでやってしまうところだ。あとはもう、量産するだけなのに。しかも、「他社提携では技術の蓄積にならないので」オール自前。さながら日曜日の就寝前には翌週のカリキュラム全部予習ずみのヤな、いや素晴らしいガキ、いやデキスギ君。
「こうした技術は部分的には将来の市販車にいかされることになるでししょうから」とはいうが、しかし。
■ダイハツ
「シブ可愛い」
……MUSE
全高1510mmの、つまりちょっとだけ背の高い軽ハッチバック。で、見どころはスタイル。最近でいうとパイザーあたりがそうである、ダイハツ特有のシブ可愛い系の造形の冴え。これは早いとこ売ってほしい。マジで。
(森慶太)
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