「フェラーリ512BB」が復活!? オーナーはあの人
2012.05.29 自動車ニュース「フェラーリ512BB」が復活!? 注文主はエリック・クラプトン氏
フェラーリは同社の公式ウェブマガジン『フェラーリ・マガジン』で、英国の有名ギタリストであるエリック・クラプトン氏のために作られたワンオフモデル「SP12 EC」を公開している。
ノーズの横方向いっぱいに広がるエアインテーク、赤と黒に塗り分けられたツートンのボディーカラー、ルーフの後端のスポイラーと、ワンオフモデル「SP12 EC」には往年の「フェラーリ512BB」を思わせるディテールがそこかしこに見られる。
それもそのはず、オーナーのエリック・クラプトン氏は512BBにひとかたならぬこだわりを持っており、何年にもわたり、3台の512BBを所有してきたそうだ。
そんな512BBからインスピレーションを受け、しかも最新の「458イタリア」のイメージが感じられるモデルを運転するのが願望だったらしく、その思いがこのスペシャルモデル誕生の原動力になったようだ。クラプトン氏はウェブマガジンで、「信じられない経験だ。こんなに満足したことはない」と語っている。デザインはフェラーリ社内のデザインスタジオとピニンファリーナのコラボレーションで仕上げられたという。
セレブのためのパーソナルなワンオフモデルとあって、車両の詳細についてはほとんど明かされていない。シャシーは458イタリアから多くを引き継いでいるが、クラプトン氏の要望によりエンジンはV8からV12に換装されているというウワサ。車名の「12」はV12の意味か? 末尾の「EC」はクラプトン氏のイニシャルだろう。
(webCG 竹下)