レンジローバーが仕様変更 走行性能アップ

2014.11.06 自動車ニュース webCG 編集部
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「ランドローバー・レンジローバー スポーツ」
「ランドローバー・レンジローバー スポーツ」
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「レンジローバー」の走行性能がレベルアップ

英ジャガー・ランドローバーは2014年11月5日、「レンジローバー」「レンジローバー スポーツ」の一部仕様を変更すると発表した。

悪路を行く「レンジローバー」。
悪路を行く「レンジローバー」。
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ヘッドアップディスプレイの表示イメージ。
ヘッドアップディスプレイの表示イメージ。
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固定式のパノラミックルーフ。日光をさえぎるパワーブラインドも備わる。
固定式のパノラミックルーフ。日光をさえぎるパワーブラインドも備わる。
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レンジローバーが仕様変更 走行性能アップの画像 拡大

今回、高級SUVであるレンジローバーとスポーティーなSUVレンジローバー スポーツについて、主に走行性能の向上が図られた。

一番の目玉は、ランドローバーが開発した次世代の「オールテレイン・プログレス・コントロール・システム(ATPC)」。
これは、1.8km/h~30km/hの速度域で車両の状況を継続的にモニタリングし、ドライバーがペダル操作しなくても、あらゆる状況下でトラクションを最適化し、車両を前進・後退させ続ける機能。ドライバーの負荷を減らすと同時に、急勾配の斜面や起伏のある地形、低グリップ路面などでもクルマの挙動を安定させるという。

エンジンについても、アウトプットや燃費性能がアップした。これまでツインターボを搭載していた3リッターV6ターボディーゼル「TDV6」は、シングルターボ化されるとともに、ロー・プレッシャー・エグゾースト・ガス・リサーキュレーション(LPEGR)や高効率なオイルポンプ、新たな燃料噴射ノズルを装着。最高出力258psと最大トルク61.2kgmを発生しながら、欧州複合モードで6.9リッター/100km(約14.5km/リッター)(「レンジローバーTDV6」で8.6%、「レンジローバー スポーツTDV6」では5.7%の燃費改善に相当)を実現した。

レンジローバー スポーツに採用される3リッターV6ターボディーゼル「SDV6」についても、アウトプットが最高出力292psと最大トルク61.2kgmから、306psと71.4kgmにアップ。燃費は7.0リッター/100km(約14.3km/リッター)で、7%向上した。

ガソリンの3リッターV6スーパーチャージドエンジン「SCV6」(340ps、45.9kgm)は、新開発のサーモスタットや改良型カムチェーンガイド、コーティングが施されたピストンなどの採用により、燃費が1.9%向上した(「レンジローバーSCV6」で10.7リッター/100km、「レンジローバー スポーツSCV6」で10.5リッター/100km)。

このほか、フロントガラスに主要な情報を投影するヘッドアップディスプレイ(HUD)や、スライディングパノラミックルーフとは異なる固定式パノラミックルーフも、レンジローバーとレンジローバー スポーツ共通の装備としてラインナップされる。

(webCG)

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