レンジローバーSV P615(4WD/8AT)
歴史が磨いたプレミアム 2024.09.24 試乗記 英国が誇る高級SUVの雄「レンジローバー」。そのなかでも最上級に位置するグレードが「SV P615」だ。洗練に磨きをかけた最新のレンジローバーは、私たちにどんな世界を見せてくれるのか? 3代目レンジローバーのオーナーを交え、その印象を語り合った。最上級のなかの最上級
webCGほった(以下、ほった):さて、目の前のレンジローバーSV P615のお値段、ざっくり3000万円。このブランドのなかでもアッパークラスに位置するレンジローバーの、そのなかでもさらに上位にポジショニングされている、「トップ・オブ・ザ・レンジ」です。
宮崎正行(以下、宮崎):い、意外と安いね。
浦野周平(以下、浦野):ムリするなよ。
宮崎:やっぱり分かる? 本当は試乗前からヒザがガクガクと震えてるのよ。埼玉のウチの中古マンション○部屋分だから、ブツけて炎上したら一家離散。
浦野:2部屋で3000万円か。それこそ安いな!
宮崎:……それにしても、なんとも覚えにくい名前だなあ。SV P615。どういう意味なの?
ほった:“SV”はスペシャル・ビークルの略、“P615”は最高出力615PSのガソリンエンジン搭載車を意味することになってます。おおまかに現行レンジのグレード構成を説明すると、まずバリエーションは4種。下から順に「SE」「HSE」「オートバイオグラフィー」、そしてスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が手がけるSVと。SVOというのは、JLR内で高性能モデルの開発やビスポークサービスなどを担う特殊部隊ですね。限定モデルを除くと、ラインナップで最も豪華な装備を誇るのが、今回試乗してもらうSVです。
宮崎:僕は当て馬、もとい当てプアマン的な?
ほった:そんなことは言ってませんが……。
浦野:が?
ほった:そのようなものと認識していただいてもかまいません。
一同:言ってるし!(笑)
浦野:まがりなりにも僕は白亜の3代目「レンジローバー ヴォーグ」の現役オーナーだからね。レンジのなんたるかはだいたい分かっているつもりよ。税金が高いとか、維持費が高いとか、高い車高が下がったまま上がらなくなるとか。
宮崎:話が長くなりそうだな。
浦野:常にコストと妻のはざまで苦悩していることも……。
ほった:まあまあ、このハイエンド感あふれるSV P615に乗れば、きっと元気が出るはずですよ。
宮崎:そして試乗後、今日ここまで乗ってきた自分の2006年式レンジの運転席に戻ったときに「ガックシ!」という予定調和(笑)。
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
レンジローバーの伝統を受け継ぐエクステリア
ほった:乗車前に、実車のボディーをグルリと見渡していかがでしょうか?
浦野:ごリッパ。
宮崎:豊満。
ほった:もう少し言葉を足してもらえると。
浦野:いや、もちろんものすごーくカッコいいよ。でも基本的な成り立ちというかキーデザインは、20、30年前のレンジローバーと変わらないのは、いかにもこのブランドらしいと思った。ブラックアウトされたピラーとフローティングルーフや、フロントドア前方で縦に入るサイドベント状の装飾、スプリットテールゲートなんかのディテールも普遍的。
宮崎:各部のモチーフはしっかりレンジのまま。
浦野:うん。そこに加えて、外装各部の段差をなるべく減らそうとするフラッシュサーフェス化は、自分の乗っている3代目以降でランドローバーがこだわっているテーマのひとつだもんね。そこがSV P615でもハッキリと見て取れる。
宮崎:たしかに、おそろしいほどのフラットさをたたえているね、この平滑ボディー。外装パネルの“合わせ”もものすごく繊細にタイトに施されてる。めちゃ高度な職人技!
浦野:こんなに大柄なのに、ある種のユルさとはまったく無縁。むしろギュッとした凝縮感が全体にくまなく行き渡っていて、感動的ですらある。
宮崎:緊張感があるんだよねー。
ほった:なんだか急に“それっぽい”ことをコメントしていただき、ありがとうございます。
一同:毒のある言い方だな~。
宮崎:まあ、新学期の最初の授業で登壇する担任の先生みたいなもんだから。ちょっと厳しいことをスパッと言い放って、クラスの空気をピリッとさせる……みたいな?
浦野:でもすぐに化けの皮が剝がれて、「なんだコイツ、最初だけじゃん」ってなるヤツね。
宮崎:それそれ(笑)
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
カスタマイズの幅広さ・奥深さに脱帽
ほった:インテリアはどうですか?
宮崎:ついうっかり最初に後部座席に乗っちゃったのよ。そりゃあビックリしたさ。航空会社のオーバーブッキングでたまたまファーストクラスに座れちゃった、みたいな激しい場違い感。身の丈をはるかに超えた高質な緻密さに胸熱よ。前席と後席でシートのカラーリングを分けてあるのも、なるほどスタイリッシュだと思った。
浦野:そんなインテリアを自分の好みで選べる。……と言うとカンタンに聞こえてしまうかもしれないけど、カラーだけで391種類の組み合わせからチョイスOKだし、しかも2種類のデザインテーマ(上質感を重視した「SVセレニティー」とダイナミックな「SVイントレピッド」が用意される)があって、SV専用のオプションやマテリアル、ウッドパネルも複数用意されていて、カスタマイズの範囲がおそろしくワイドだ。
宮崎:自由の不自由、めちゃ迷いそう!
ほった:さらにダメ押しのパーソナライゼーションで、自分だけの色や素材を選ぶこともできます。
宮崎:ひゃー、徹底してるね。後席のセンターアームレストを倒せば、そこは左右にセパレートされたリッチマンのための後席。……というか、「中央席をつぶしたこのレイアウトこそがデフォルト」って感じの位置に、液晶モニターがあるな。
ほった:後席用のエンターテインメントシステムですね。55万5000円のオプションです。
浦野:電動ディプロイアブルサイドステップに電動オットマン、4ゾーンクライメートコントロール……。「あれはあるのかな?」という装備はぜんぶ備わっている。そうそう。運転席と助手席の間のセンターコンソールには冷蔵庫が!
ほった:多くのオーナーさんは、すべての機能を使い切ることなく所有歴を終えそうですね。
宮崎:うん、そうかも。
浦野:選択肢の多さが高級と同義、なんだね。もったいないと感じるのは……。
宮崎:俺ら平民のみ(笑)。
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
おそろしくジェントルな615PS
ほった:ジャガー・ランドローバーのV8は、長いことフォード由来のスーパーチャージャー付き5リッターが積まれてきましたが、新しい4.4リッターV8ターボはBMW製ですね。
浦野:自分の乗っているサードレンジはジャガー製のV8だけど、2005年式までのBMW製エンジンは「いろいろあるよー(笑)」と言われていた。でもさすがに、それについては過去の話なんだろうな。
宮崎:運転してみるとね、30秒で惚(ほ)れてもうた。これがもうイヤミなくらい上質なのよ! 全長5m超のSUVとは思えないほどに、ボディーを大きく感じないことにまず驚き。わざわざ車名にまで刻まれている615PSがおそろしくジェントル。
浦野:うんうん、そうなの。
宮崎:サイレントで、滑らかで、パワフルなんだけど粗野じゃない。
浦野:静かなのにV8の快音がちゃんと耳に届いてくる。それがすごい。そしてアクセルペダルを抜くと一気に無音ワールドに(笑)。
ほった:サイドウィンドウは2枚ガラスを採用しているとのことです。
宮崎:むむむ。そのうち防弾ガラス仕様も選べるようになりそうだ。
ほった:あと四隅のつかみやすさと合わせて取り回しで効くのは、低速で最大7.3°まで逆位相で切れる後輪ステアリングでしょう。
浦野:だからこの巨体でも取り回しがすこぶるいいのか。納得。加えてなにがすごいって、このハンドリング。いろいろ載せまくって3t弱というウェイトをすっかり忘れさせてしまうほどにスマートなんだ。船のようにおおらかでスローなのに、レスポンスだけはきちんとリニアで遅れがほとんどない。
宮崎:ちょっと褒めすぎじゃない?
浦野:ご先祖レンジのオーナーとしては鼻高々よ。
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
快適な乗り心地に蕩(とろ)ける
宮崎:連続可変ダンパーとエアサスの“尻”心地も極上だよね。小生もうっとり昇天。
ほった:現行レンジはセールスも好調で、先々まで予約でいっぱいらしいです。
浦野:いいぞ、ジョンブル魂の再興だ!
宮崎:どんな局面でも急(せ)かさせることがないのは、レンジローバーが本来的に持つ素性のよさなのかな。育ちって、こういうこと?
浦野:とにかくホイールベースをものすごーく長く感じる。実寸では3mをわずかに切るくらいなんだけど、もっともっとロングなフィーリングなんだ。で、たおやかに旋回する。それでも4つのタイヤがガッチリと大地をつかんでいる安心感はずっと途切れない。だから不安がまったくない。
宮崎:相当な高出力モデルのはずなんだけど、それを前面にひけらかしたりはしない。アンダーステートメントの美学。
浦野:そうなの。僕はむかし「シトロエンBX」と「XM」を乗り継いだんだけど、この新しいレンジに乗るとつくづく「ああ、僕は乗り心地のいいクルマが好きなんだなあ」って身にしみて感じる。低いエンジン回転でトローンとカントリーロードを流すの、めちゃキモチいい。
宮崎:でも最後の最後までドラバーズカーなのが、レンジらしくてステキだよね。
浦野:たしかに後席はリッパだけど、最終的には「運転したくなるクルマ」がレンジなんだよなあ。
宮崎:ああ、このまま助手席に乗って帰りたい……。
浦野:ああ、このまま運転して帰りたい……。
ほった:それじゃあ、あの駐車場のサードレンジはどうするんですか?
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
決して安くはないクルマだけど
ほった:そういえば今年の6月に、これと同じスタンダードホイールベースのSV P615をもとにした、日本限定の特別仕様車が発売されましたね。その名も「SVビスポーク バルモラルエディション」。スコットランドのバルモラル城にちなんで名づけられたそうです。英国王室の休暇地で、エリザベス女王も晩年を過ごされたという城の名、ですね。
宮崎:少なくとも俺の人生とバルモラル城は決して交差しない気がする。
浦野:だね。
ほった:価格は3866万円。
宮崎:やっぱり!
浦野:なんだかベースモデルの2944万円がリーズナブルに感じてきたぞ。
ほった:30年ローンを組めば月々のお支払いは10万円を切りますからね。
浦野:なんだか……愛車を売っぱらってSV P615を買ったほうがお得な気がしてきた。
宮崎:たしかに、そうかも!
浦野:これ、乗って帰ってもいい? 請求書はあとで送っといて!
ほった:お金持ちなんですねぇ、どうぞどうぞ。ちなみに全幅はドアミラーを含めて2209mmです。
宮崎:このまえNBAで優勝したボストン・セルティックスの、クリスタプス・ポルジンギス選手と同じくらいだな。
ほった:SV P615とポルジンギス選手、ガレージに入りますか?
浦野:うん、どっちも入らないね。
(語り=浦野周平/文=宮崎正行/写真=荒川正幸/編集=堀田剛資)
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
テスト車のデータ
レンジローバーSV P615
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=5065×2005×1870mm
ホイールベース:2995mm
車重:2770kg
駆動方式:4WD
エンジン:4.4リッターV8 DOHC 32バルブ ターボ
モーター:交流同期電動機
トランスミッション:8段AT
エンジン最高出力:615PS(452kW)/5855-7000rpm
エンジン最大トルク:750N・m(76.5kgf・m)/1850-5400rpm
モーター最高出力:19PS(14kW)/800-2000rpm
モーター最大トルク:200N・m(20.4kgf・m)/250rpm
タイヤ:(前)285/40R23 111Y M+S/(後)285/40R23 111Y M+S(ピレリ・スコーピオンゼロ オールシーズン)
燃費:--km/リッター
価格:2944万円/テスト車=3321万2180円
オプション装備:ボディーカラー<イオニアンシルバー[グロス]>(120万円)/23インチ“スタイル1077”<サテンブラック、サテンダークグレイコントラストフィニッシュ&ナルヴィックブラックグロスインサート、鍛造>(27万5000円)/SVイントレピッド エクステリアアクセント(44万9000円)/コントラストルーフ<ブラック>(14万3000円)/エボニーインテリア<SVイントレピッド ローズウッド ニアアニリンレザーフロントシート&エボニー セミアニリンレザーリアシート>(61万5000円)/ステアリングホイール<ソフトグレインレザー>(0円)/トリムフィニッシャー<ブラックアルマイトメタル>(22万9000円)/フロントセンターコンソール急速クーラーボックス(11万4000円)/家庭用電源ソケット(2万1000円)/テールゲートイベントスイート(5万5000円)/13.3インチリアシートエンターテインメント(55万5000円)/コントロール<サテンブラックセラミック>(0円)/ウインドスクリーン<ヒーター付き>(3万4000円)/ヒーテッドウオッシャーノズル(2万3000円)/23インチフルサイズスペアホイール(0円) ※以下、販売店オプション ドライブレコーダー(5万9180円)
テスト車の年式:2024年型
テスト開始時の走行距離:2871km
テスト形態:ロードインプレッション
走行状態:市街地(4)/高速道路(6)/山岳路(0)
テスト距離:381.1km
使用燃料:54.9リッター(ハイオクガソリン)
参考燃費:6.9km/リッター(満タン法)/7.5km/リッター(車載燃費計計測値)
拡大 |
拡大 |
拡大 |
拡大 |
![]() |

宮崎 正行
1971年生まれのライター/エディター。『MOTO NAVI』『NAVI CARS』『BICYCLE NAVI』編集部を経てフリーランスに。いろんな国のいろんな娘とお付き合いしたくて2〜3年に1回のペースでクルマを乗り換えるも、バイクはなぜかずーっと同じ空冷4発ナナハンと単気筒250に乗り続ける。本音を言えば雑誌は原稿を書くよりも編集する方が好き。あとシングルスピードの自転車とスティールパンと大盛りが好き。
-
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】 2025.12.12 「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。
-
BYDシーライオン6(FF)【試乗記】 2025.12.10 中国のBYDが日本に向けて放つ第5の矢はプラグインハイブリッド車の「シーライオン6」だ。満タン・満充電からの航続距離は1200kmとされており、BYDは「スーパーハイブリッドSUV」と呼称する。もちろん既存の4モデルと同様に法外(!?)な値づけだ。果たしてその仕上がりやいかに?
-
フェラーリ12チリンドリ(FR/8AT)【試乗記】 2025.12.9 フェラーリのフラッグシップモデルが刷新。フロントに伝統のV12ユニットを積むニューマシンは、ずばり「12チリンドリ」、つまり12気筒を名乗る。最高出力830PSを生み出すその能力(のごく一部)を日本の公道で味わってみた。
-
アウディS6スポーツバックe-tron(4WD)【試乗記】 2025.12.8 アウディの最新電気自動車「A6 e-tron」シリーズのなかでも、サルーンボディーの高性能モデルである「S6スポーツバックe-tron」に試乗。ベーシックな「A6スポーツバックe-tron」とのちがいを、両車を試した佐野弘宗が報告する。
-
トヨタ・アクアZ(FF/CVT)【試乗記】 2025.12.6 マイナーチェンジした「トヨタ・アクア」はフロントデザインがガラリと変わり、“小さなプリウス風”に生まれ変わった。機能や装備面も強化され、まさにトヨタらしいかゆいところに手が届く進化を遂げている。最上級グレード「Z」の仕上がりをリポートする。
-
NEW
アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター(FR/8AT)【試乗記】
2025.12.13試乗記「アストンマーティン・ヴァンテージ ロードスター」はマイナーチェンジで4リッターV8エンジンのパワーとトルクが大幅に引き上げられた。これをリア2輪で操るある種の危うさこそが、人々を引き付けてやまないのだろう。初冬のワインディングロードでの印象を報告する。 -
BMW iX3 50 xDrive Mスポーツ(4WD)【海外試乗記】
2025.12.12試乗記「ノイエクラッセ」とはBMWの変革を示す旗印である。その第1弾である新型「iX3」からは、内外装の新しさとともに、乗り味やドライバビリティーさえも刷新しようとしていることが伝わってくる。スペインでドライブした第一報をお届けする。 -
高齢者だって運転を続けたい! ボルボが語る「ヘルシーなモービルライフ」のすゝめ
2025.12.12デイリーコラム日本でもスウェーデンでも大きな問題となって久しい、シニアドライバーによる交通事故。高齢者の移動の権利を守り、誰もが安心して過ごせる交通社会を実現するにはどうすればよいのか? 長年、ボルボで安全技術の開発に携わってきた第一人者が語る。 -
第940回:宮川秀之氏を悼む ―在イタリア日本人の誇るべき先達―
2025.12.11マッキナ あらモーダ!イタリアを拠点に実業家として活躍し、かのイタルデザインの設立にも貢献した宮川秀之氏が逝去。日本とイタリアの架け橋となり、美しいイタリアンデザインを日本に広めた故人の功績を、イタリア在住の大矢アキオが懐かしい思い出とともに振り返る。 -
走るほどにCO2を減らす? マツダが発表した「モバイルカーボンキャプチャー」の可能性を探る
2025.12.11デイリーコラムマツダがジャパンモビリティショー2025で発表した「モバイルカーボンキャプチャー」は、走るほどにCO2を減らすという車両搭載用のCO2回収装置だ。この装置の仕組みと、低炭素社会の実現に向けたマツダの取り組みに迫る。 -
ホンダの株主優待「モビリティリゾートもてぎ体験会」(その2) ―聖地「ホンダコレクションホール」を探訪する―
2025.12.10画像・写真ホンダの株主優待で聖地「ホンダコレクションホール」を訪問。セナのF1マシンを拝み、懐かしの「ASIMO」に再会し、「ホンダジェット」の機内も見学してしまった。懐かしいだけじゃなく、新しい発見も刺激的だったコレクションホールの展示を、写真で紹介する。



































































