開幕戦オーストラリアGP決勝結果【F1 2015 速報】
2015.03.15 自動車ニュース【F1 2015 速報】開幕戦オーストラリアGP、ハミルトンがポール・トゥ・ウィン
F1世界選手権第1戦オーストラリアGP決勝が、2015年3月15日、メルボルンにあるアルバートパーク・サーキット(5.303 km)を58周して行われた。
1.6リッターターボ+ハイブリッド元年となる昨シーズンを席巻したメルセデスが、2シーズン目の開幕戦でもその圧倒的なパフォーマンスを遺憾なく発揮した。王者ルイス・ハミルトンがポールポジションから優勝、自身通算34勝目を飾り、僚友ニコ・ロズベルグは2位でチェッカードフラッグを受けた。
3位は、今年レッドブルからフェラーリに移籍したセバスチャン・ベッテル。タイヤ交換のタイミングで4位から3位に上がり、ポディウムの最後の一角を勝ち取った。
予選でメルセデス勢に次ぐ3位の座を奪ったウィリアムズ・メルセデスのフェリッペ・マッサだったが、ピットストップでベッテルに抜かれ4位。ザウバー・フェラーリをドライブする新人フェリッペ・ナッサーがデビュー戦で堂々の5位初入賞を果たし、マーカス・エリクソンが8位に入ったこととあわせて、昨年無得点だったザウバーはダブル入賞。幸先の良いスタートを切った。
トラブル続きで初戦からつまずいたのが、レッドブル・ルノー。ダニエル・リカルドは母国で6位完走、ダニール・クビアトはマシントラブルでスタートすらできなかった。
一方、レッドブルのジュニアチームであるトロロッソは予選から健闘をみせた。ルーキーながらカルロス・サインツJr.が予選8位から9位入賞。史上最年少17歳でデビューしたマックス・フェルスタッペンはレース中盤にマシンが壊れリタイアしたものの、若いドライバーが小さなチームで奮闘した。
ニューマシンの完成が遅れたフォースインディア・メルセデスは、ニコ・ヒュルケンベルグ7位、セルジオ・ペレス10位でそれぞれポイントを獲得することに成功した。
完走11台とサバイバルレースとなった今回、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは最後尾でフィニッシュした。初期トラブルが絶えず冬のテストをまともに走れなかったマクラーレンと今年からF1に復帰したホンダは、開幕戦を2周遅れで走り切り、貴重なデータを得ることができた。
バトンのチームメイト、フェルナンド・アロンソはテスト中のクラッシュの影響で欠場、代役を務めたケビン・マグヌッセンはレース前の最終確認走行中にマシンが壊れ戦列を去った。
(文=bg)