日本に導入される海外ブランドのオートバイを集めた「JAIA輸入二輪車試乗会」が、神奈川県・大磯で開催された。会場に並んだ個性豊かな最新モデルの中から、“いま一押し”の17台をチョイス。写真とともに紹介する。(文=工藤考浩/写真=三浦孝明、webCG)

「インディアン・ロードマスター」は、アメリカで初めてモーターサイクルを生んだメーカー、インディアン・モーターサイクルの血統を受け継ぐツアラーモデル。1940年代のアメリカンモーターサイクルを象徴するとうたわれるノスタルジックなスタイリングに、パワーウインドシールドやキーレスイグニッションなどの最新装備を備える高級ツアラーだ。
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「インディアン・ロードマスター」は、アメリカで初めてモーターサイクルを生んだメーカー、インディアン・モーターサイクルの血統を受け継ぐツアラーモデル。1940年代のアメリカンモーターサイクルを象徴するとうたわれるノスタルジックなスタイリングに、パワーウインドシールドやキーレスイグニッションなどの最新装備を備える高級ツアラーだ。
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「インディアン・ロードマスター」に搭載される「サンダーストローク111」は、111キュービックインチ(1811cc)のV型2気筒空冷エンジン。最大トルク9.96kgm(97.7Nm)を発生する。
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フロントフェンダーには、ネイティブアメリカンの「出陣用羽根帽子(=ウォーボネット)」をイメージしたガラス製のオーナメントが備わる。ウォーボネットは1947年モデルから採用されるインディアンの伝統で、内蔵のランプによって発光する。
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「インディアン・ロードマスター」と同名のモデルは、1947年から1953年まで製造され「最も快適で耐久性に優れたツーリングバイクの一つ」として称賛されたという。
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「インディアン・ロードマスター」 全長×全幅×全高=2656×1012×1572mm/ホイールベース=1668mm/シート高=673mm/重量=406kg/燃料タンク容量=約20.8リッター/エンジン:1811cc 空冷V型2気筒/最大トルク=9.96kgm(97.7Nm)/2600rpm、3000rpm/価格=396万3600円
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「BMW S1000RR」は、BMWモトラッドのスーパースポーツモデル。2010年春より日本市場に投入され、2015年2月には、最高出力を43ps増しの199psとした新型へと生まれ変わった。本格的なサーキット走行が楽しめるスペックを持ちながらも、日常走行においても扱いやすいのが特徴とされている。
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「BMW S1000RR」に搭載されるエンジンは999cc水冷式並列4気筒DOHC。199psと11.5kgmを発生する。スロットルのメカニズムには、フル電動のスロットル制御装置を新たに採用している。
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「BMW S1000RR」には、走行条件に合わせたモードを「レイン」「スポーツ」「レース」「スリック」「ユーザー」の5つから選択可能な「ライディングモードPro」が標準装備される。また、ローンチコントロール、ピットレーンの制限速度を正確に維持するピットレーンリミッター、クラッチ操作なしに瞬時にシフトアップ/シフトダウンができる「HPギアシフトアシスタントPro」も備わる。
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「BMW S1000RR」は、状況に合わせてサスペンションを自動調整する電子制御ユニット「ダイナミックダンピングコントロール(DDC)」を備える。DDCの制御ユニットはトラクション、バンキング、ダンパー反応などの情報を0.01秒間隔で処理し、挙動を最適化する。
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「BMW S1000RR」 全長×全幅×全高=2050×826×1140mm/ホイールベース=1438mm/シート高=815mm/重量=203kg(空車重量、走行可能状態、燃料満タン時)/燃料タンク容量=約17.5リッター/エンジン:999cc 水冷4ストローク並列4気筒/最高出力=199ps(146kW)/13500rpm/最大トルク=11.5kgm(113Nm)/10500rpm/価格=215万円
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「モト・グッツィV7レーサー レコードリミテッドエディション 」は、モト・グッツィのイタリアンカフェレーサー「V7レーサー」をベースにした、限定30台のスペシャルモデル。
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「モト・グッツィV7レーサー レコードリミテッドエディション 」に搭載される744cc空冷90度V型2気筒エンジンは、50psと6.1kgmを発生する。
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「モト・グッツィV7レーサー レコードリミテッドエディション 」とベースモデルとの違いは、このロケットカウル。よりクラシカルな印象だ。
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「モト・グッツィV7」シリーズの「レーサー」はホイールハブやフレームなどがレッドで彩られ、精悍(せいかん)さが演出されている。
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「モト・グッツィV7レーサー レコードリミテッドエディション 」 全長×全幅×全高=2185×740×1180mm/ホイールベース=1435mm/シート高=805mm/重量=198kg/燃料タンク容量=22リッター/エンジン:744cc 水冷V型2気筒 OHV 2バルブ/最高出力=50ps(37kW)/6200rpm/最大トルク=6.1kgm(60Nm)/2800rpm/価格=144万3000円
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「ドゥカティ899パニガーレ」は、ドゥカティのミドル級スーパーバイク。「1299パニガーレ」の弟分に当たるこのマシンは、898cc(カタログ値)のL型2気筒エンジンを搭載する。
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「ドゥカティ899パニガーレ」には、スーパークアドロと名付けられた898cc L型2気筒エンジンが搭載される。ライドバイワイヤにより電子制御されるこのエンジン、日本仕様では118hpと10.0kgmを発生させる。
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「ドゥカティ899パニガーレ」は、アルミニウム製モノコックフレームを採用する。サスペンションは、フロントがショーワ製BPF 43mm径フルアジャスタブル倒立フォーク、リアがザックス製フルアジャスタブル水平モノショックとなる。
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「ドゥカティ899パニガーレ」は、ギア電子制御システム「ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)」を搭載。スポーツ走行時などに、アクセルを戻すことなく、またクラッチ操作をせずにシフトアップを行うことができる。
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「ドゥカティ899パニガーレ」 全長×全幅×全高=2050×730×1105mm/ホイールベース=1430mm/シート高=830mm/重量=197kg(※燃料と油脂類全てを含む)/燃料タンク容量=17リッター/エンジン:898cc 水冷L型2気筒 4バルブ/最高出力=118hp(87kW)/8500rpm/最大トルク=10.0kgm(98Nm)/8500rpm/価格=196万9000円