ラディカルから公道も走れるレーシングカー登場【東京モーターショー2015】
2015.10.30 自動車ニュース![]() |
【東京モーターショー2015】ラディカルから公道も走れるレーシングカー登場
ラディカル・スポーツカーズの日本正規総代理店であるエス・ティー・オーは、2015年10月28日に開幕した第44回東京モーターショーに「ラディカルRXCターボ」「ラディカルRXCターボSTO」の2台を出展した。
■目指すはニュルブルクリンクのコースレコード更新
エス・ティー・オーが東京モーターショーにブースを出展するのは、今回で3回目。代表取締役の坂倉克之氏は、プレスブリーフィングでまずラディカルの紹介から始めた。特殊なモデルであり、まだ一般的な知名度が高いとはいえないからだ。
ラディカル社は1997年に英国で創業した会社で、アマチュアでレースを楽しむ人のためにスポーツカーを生産している。エス・ティー・オーでは、8年前に契約を結び、総代理店として輸入販売を開始した。
今回展示しているのは「RXC」。ラディカルとしては初のクローズドボディーを備えたクーペだ。標準モデルのRXCターボは、フォード製の3.5リッターツインターボエンジンを搭載。1100kgの軽量ボディーに対し、エンジンは460psという高出力を誇る。
レーシングカー然としたスタイルだが、すでに車検を取得しており公道走行が可能。オプションでエアコンも装備できるというから、日本の夏でも安心して走れる。
もう一台はRXCターボSTO。公道バージョンを基にエンジンを強化したモデルで、最高出力は600ps以上。東京モーターショーのためにラディカル社がチューニングを施したものだ。パワーユニットには、イギリスのGTカーレースにラディカル社が投入しているモデルのエンジンを採用している。
ラディカルはニュルブルクリンクで市販車のコースレコードを持っているが、このマシンはそれを更新するために作ったモデルだと述べ、自信を示した。
(文=鈴木真人/写真=webCG)
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