【F1 2016 速報】第16戦マレーシアGP、リカルド今季初優勝、レッドブル1-2フィニッシュ
2016.10.02
自動車ニュース
F1世界選手権第16戦マレーシアGP決勝が、2016年10月2日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(5.543km)を56周して行われた。
予選で他を引き離し今季8回目のポールポジションを獲得、レースでも中盤を過ぎるまでトップを快走していたメルセデスのルイス・ハミルトンに、突如メカニカルトラブルが襲いかかった。
王者の突然の退場でトップの座が転がり込んできたレッドブル・タグ・ホイヤーを駆るダニエル・リカルドが、今季初、2014年のベルギーGP以来となる自身通算4勝目を飾った。
2位にはマックス・フェルスタッペンが入り、レッドブルは、2014年に1.6リッターターボのハイブリッド規定になって以来メルセデスしか成し遂げられなかった、1-2フィニッシュを達成した。
3位はメルセデスのニコ・ロズベルグだった。予選2位からのスタートで接触され最後尾まで後退するも、徐々に順位を挽回。タイトルを争う最大のライバル、ハミルトンのリタイアにより、表彰台の一角にのぼることができた。
前年のウィナー、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはスタート直後にロズベルグらにぶつかり0周リタイア。キミ・ライコネンの残ったフェラーリが4位でゴールした。1ストップ作戦を成功させたウィリアムズ・メルセデスのバルテリ・ボッタスが5位入賞。フォースインディア・メルセデスのセルジオ・ペレスは7番グリッドから6位でレースを終えた。
マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソ7位、GP300戦目を迎えたジェンソン・バトンは9位とダブル入賞。フォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグは8位だった。そしてルノーのルーキー、ジョリオン・パーマーが10位に入り、自身初のポイントを手にいれた。
以下、11位カルロス・サインツJr.(トロロッソ・フェラーリ)、12位マーカス・エリクソン(ザウバー・フェラーリ)、13位フェリッペ・マッサ(ウィリアムズ)、14位ダニール・クビアト(トロロッソ)、15位パスカル・ウェーレイン(マノー・メルセデス)、16位エステバン・オコン(マノー)が完走した。
前戦シンガポールGPでドライバーズチャンピオンシップ首位に返り咲いたロズベルグは288点、今回不運の無得点に終わったランキング2位ハミルトンは265点のままで、両者のポイント差はレース前の8点から一気に23点に拡大した。3位リカルドは204点、4位ライコネン160点、5位ベッテル153点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位メルセデス553点、2位レッドブル359点、3位フェラーリ313点、4位フォースインディア124点、5位ウィリアムズ121点という順位だ。
(文=bg)