レクサスのスポーツセダン「IS」がマイナーチェンジ
2016.10.20 自動車ニュース![]() |
トヨタ自動車は2016年10月20日、レクサスブランドのスポーツセダン「IS」をマイナーチェンジし、販売を開始した。
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走りとデザインをリファイン
今回のマイナーチェンジでは、レクサスISの“DNA”である「運転の楽しさ」の熟成が図られた。
具体的には、サスペンションのストローク速度が極めて低い状態から十分な減衰力を発揮する改良型ショックアブソーバーを装着。フロントサスペンションにアルミ製のロアアームを採用し、剛性アップと軽量化を両立させた。スプリングとブッシュの特性や、AVS(アダプティブバリアブルサスペンションシステム)およびEPS(エレクトリックパワーステアリング)の制御なども変更。操縦安定性と乗り心地をより高い次元で両立させたとアピールされる。
さらに、ドライブモードセレクトには、パワートレイン、シャシー、空調の制御について任意の組み合わせができる「CUSTOMIZEモード」が“Fスポーツ”グレードなどに設定された。
「プリクラッシュセーフティ」「レーンディパーチャーアラート」「アダプティブハイビームシステム」「レーダークルーズコントロール」をセットにした、予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」が標準搭載されたのもニュースだ。
内外装のデザインにも手が加えられた。フロントまわりは、バンパーやヘッドランプの形状を変更。スピンドルグリルは、下方がより大きく広がった、低重心でスポーティーな印象を与える造形とされた。スポーティーグレード“Fスポーツ”については、スピンドルグリルに漆黒メッキのモールが与えられたほか、ブレーキダクト開口部と関連を持たせたバンパーサイドガーニッシュでワイド&ローなイメージが表現されている。
リアコンビネーションランプは、多灯LED式の新デザインに。切削高輝処理を施した新デザインの17インチおよび18インチアルミホイールも採用された。
インテリアは、新色「ニュアンスブラック」「シャトー」「ノーブルブラウン」を含む全5色を設定。パネル類の意匠をヘアライン調とし、パームレストの革巻き部分を拡大するなど、質感の向上が図られた。さらに、オーナメントパネルには、新たに「レーザーカット本杢(サペリ/ブラック)」、「ウォームメタル(シルバー)」、「本アルミ(名栗調仕上げ/シルバー)」を採用。全5種類がラインナップされる。
10.3インチのカーナビ用ディスプレイも新たな装備だ。併せて、操作デバイス「リモートタッチ」のボタン配置も変更されている。
また、標準の「レクサスISプレミアムサウンドシステム」では、スピーカーを10個に増設。オプション扱いとなる「“マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム」についても、全席でより上質なサウンドが楽しめるようチューニングが施された。
ボディーカラーは、新色のグラファイトブラックガラスフレーク、ディープブルーマイカを含む全11色がラインナップされる。
モデルごとの価格帯は、以下の通り。
・IS350:559万9000円~630万3000円
・IS300h:515万円~638万5000円
・IS200t:470万円~530万8000円
(webCG)