第14戦シンガポールGP決勝結果【F1 2011 速報】
2011.09.25 自動車ニュース【F1 2011 速報】第14戦シンガポールGP、ベッテル9勝目、タイトルはおあずけ
F1世界選手権第14戦シンガポールGP決勝が、2011年9月25日、シンガポールのマリーナ・ベイ市街地コース(5.073km)を 61周して行われた。
条件次第でセバスチャン・ベッテルの2年連続タイトル獲得が決まるというレースで、レッドブル・ルノーを駆るベッテルは今季11回目のポールポジションからライバルを圧倒、今シーズン9勝目、自身通算19勝目をマークした。ベッテルの2連覇は次戦日本GP以降へと持ち越された。
2位はマクラーレン・メルセデスのジェンソン・バトン。スタートで2位に躍り出て、終盤はファステストラップを更新しながらレッドブルを追ったが、時は既に遅かった。
3位にはレッドブルのマーク・ウェバーが入った。スタートで失敗といういつもの悪い癖が出て、今回もフロントローというアドバンテージを生かしきれずに終わった。
予選で5位につけたフェラーリのフェルナンド・アロンソは、ウェバーとの戦いに敗れ4位でフィニッシュ。マクラーレンのルイス・ハミルトンは、フェリッペ・マッサとの接触、それにともなうドライブスルーペナルティにより大きく後退したものの、オーバーテイクを繰り返し5位でレースを終えた。
上位が3ストップのなか、2ストップで自身最高の6位入賞を果たしたのは、フォースインディア・メルセデスのルーキー、ポール・ディ・レスタ。フォースインディアはエイドリアン・スーティルもポイント圏内の8位でゴールし、ザウバーとのコンストラクターズチャンピオンシップ6位争いを優位な立場で戦えることになった。
メルセデスのニコ・ロズベルグがフォースインディアの間に割って入り7位、フェラーリのマッサ9位、そしてザウバー・フェラーリのセルジオ・ペレスが10位でチェッカードフラッグを受けポイントを獲得した。
以下、11位パストール・マルドナド(ウィリアムズ・コスワース)、12位セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)、13位ルーベンス・バリケロ(ウィリアムズ)、14位小林可夢偉(ザウバー)、15位ブルーノ・セナ(ルノー)、16位ヘイキ・コバライネン(ロータス・ルノー)、17位ビタリー・ペトロフ(ルノー)、18位ジェローム・ダンブロジオ(ヴァージン・コスワース)、19位ダニエル・リカルド(HRTコスワース)、20位ビタントニオ・リウッツィ(HRT)、21位ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ)が完走した。
2011年シーズンも残るは5戦。ベッテルのポイントは309点と、ただ1人300点台に突入、あと1点取れば2年連続のタイトルが決定する。
ランキング2位のバトンは、ベッテルに対抗できる唯一のドライバーとなったが、ベッテルからは124点も離されている。3位アロンソは、バトンから1点足らない184点というポイント数だが覇権争いから脱落。4位ウェバー182点、5位ハミルトンは168点を集めている。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブルが500点の大台目前の491点、2位マクラーレン353点、3位フェラーリ268点、4位メルセデス114点、5位ルノー70点となっている。
(文=bg)
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