【F1 2017 速報】第6戦モナコGPでベッテル今季3勝目
2017.05.29 自動車ニュースF1世界選手権第6戦モナコGPの決勝が、2017年5月28日、モンテカルロ市街地コース(3.337km)を78周して行われた。
およそ9年ぶりにポールポジションを獲得したフェラーリのキミ・ライコネン。レース中盤までレースをリードするも、タイヤ交換のタイミングでチームメイトのセバスチャン・ベッテルにオーバーカットを許してしまった。
優勝はベッテルで、今季3勝目、モナコでの2勝目、通算45勝目を記録。フェラーリにとっては2001年のミハエル・シューマッハー以来となるモナコ優勝となった。
惜しくも2位に終わったのはライコネン。普段から感情を表に出さず「アイスマン」と呼ばれる彼だが、レース後のポディウムでは言葉少なく、肩を落としていた。
3位に入ったのはレッドブル・タグ・ホイヤーのダニエル・リカルド。予選5位からベッテル同様にオーバーカットを成功させ表彰台を獲得した。
ピットインのタイミングでリカルドに先を越されたメルセデスのバルテリ・ボッタスは4位、レッドブルのもう1台、マックス・フェルスタッペンは5位。トロロッソ・ルノーのカルロス・サインツJr.は予選順位と同じ6位でゴールした。
絶不調でまさかの予選Q2敗退、13番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、追い抜き困難なモナコで何とか7位まで挽回しゴール。ハース・フェラーリは、ロメ・グロジャン8位、ケビン・マグヌッセン10位とダブル入賞を果たし、ウィリアムズ・メルセデスのベテラン、フェリッペ・マッサは9位でフィニッシュした。
以下、11位ジョリオン・パーマー(ルノー)、12位エステバン・オコン(フォースインディア・メルセデス)、13位セルジオ・ペレス(フォースインディア)、14位ダニール・クビアト(トロロッソ)、15位ランス・ストロール(ウィリアムズ)が完走した。
チャンピオンシップをリードするベッテルは129点で首位を堅持。ランキング2位のハミルトンはまるまる1勝分の25点もの差をつけられてしまった。3位ボッタス75点、4位ライコネン67点、5位リカルド52点と続く。コンストラクターズチャンピオンシップでは、フェラーリが196点でトップに浮上。2位メルセデスとのギャップは17点だ。3は位レッドブルで97点、4位フォースインディア53点、5位トロロッソ29点となっている。
(文=bg)
-
NEW
ロータス・エキシージ スポーツ410(前編)
2021.1.24池沢早人師の恋するニューモデル漫画『サーキットの狼』の作者、池沢早人師が今回ステアリングを握るのは「ロータス・エキシージ スポーツ410」。劇中で主人公・風吹裕矢の愛車として活躍した「ロータス・ヨーロッパ」のDNAを受け継ぐ、軽量ミドシップスポーツの走りとは? -
ホンダe(RWD)【試乗記】
2021.1.23試乗記「ホンダe」が素晴らしいのは運転してワクワクできるところだ。航続可能距離の短さがデメリットのようにいわれているけれど、それこそがホンダeの持つ強みだ……と筆者は主張するのだった。 -
ジョー・バイデン新大統領誕生で自動車産業はどう変わる?
2021.1.22デイリーコラムもめにもめたアメリカの大統領選挙がようやく決着し、第46代となるジョー・バイデン新大統領が誕生した。クルマ好きとして知られる氏は、果たして自動車業界にどんな変化をもたらすのだろうか。 -
スバル・レヴォーグSTI Sport EX(4WD/CVT)【試乗記】
2021.1.22試乗記いまやスバルの中核モデルへと成長した「レヴォーグ」。六連星(むつらぼし)の新たなフラッグシップと位置づけられる新型は、スポーツワゴンらしい走りと使い勝手のよさが実感できる一台に仕上がっていた。 -
アストンマーティンDBX(前編)
2021.1.21谷口信輝の新車試乗レーシングドライバー谷口信輝が今回試乗したのは、アストンマーティンが開発した高性能SUV「DBX」。そのステアリングを握った走りのプロには、どこか気がかりなところがあるようだが……? -
ホンダCBR600RR(6MT)【レビュー】
2021.1.21試乗記ホンダのミドル級スーパースポーツモデル「CBR600RR」が復活。レースでの勝利を目的に開発された新型は、ライディングの基礎を学ぶのにも、サーキットでのスキルを磨くのにも好適な、ホンダらしい誠実さを感じさせるマシンに仕上がっていた。