【F1 2017 速報】第10戦イギリスGP、ハミルトン4勝目でベッテルと1点差に
2017.07.17 自動車ニュースF1世界選手権第10戦イギリスGPの決勝が、2017年7月16日、イギリスのシルバーストーン・サーキット(5.891km)を51周して行われた。
母国GPを得意とするメルセデスのルイス・ハミルトンが、今季6回目のポールポジションから危なげないレースを披露。今季4勝目、同GPの4連勝(通算5勝目)、キャリア通算57勝目を飾った。
ゴール目前まで2位と4位を走っていたフェラーリ勢だったが、2台ともタイヤが音を上げて後退。結果2位には、ギアボックス交換で9番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスは今季2回目の1-2フィニッシュを達成した。
3位はフェラーリのキミ・ライコネン。2位走行中に左フロントタイヤが壊れて緊急ピットインしたものの、何とか3位表彰台は守り切った。
スタートで3位に上がったレッドブル・タグ・ホイヤーのマックス・フェルスタッペンは、結果的にグリッド順位と同じ4位でフィニッシュ。予選でトラブルが起き19番グリッドからレースにのぞんだレッドブルのダニエル・リカルドは5位まで挽回した。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグが今季最高位タイの6位。セバスチャン・ベッテルのフェラーリはタイヤ破損で4位から7位に落ちてチェッカードフラッグを受けた。
エステバン・オコン8位、セルジオ・ペレス9位とフォースインディア・メルセデスがダブル入賞。ウィリアムズ・メルセデスのフェリッペ・マッサが10位に入り最後の1点を獲得した。
以下、11位ストフェル・バンドールン(マクラーレン・ホンダ)、12位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、13位ロメ・グロジャン(ハース)、14位マーカス・エリクソン(ザウバー・フェラーリ)、15位ダニール・クビアト(トロロッソ・ルノー)、16位ランス・ストロール(ウィリアムズ)、17位パスカル・ウェーレイン(ザウバー)が完走した。
ポイントリーダーのベッテルは177点、ランキング2位のハミルトンは176点と、レース前に20点あったギャップは一気に1点差にまで縮まった。3位ボッタスは154点、4位リカルド117点、5位ライコネン98点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップの上位は、1位メルセデス330点、2位フェラーリ275点、3位レッドブル174点、4位フォースインディア95点、5位ウィリアムズ41点という顔ぶれとなる。
(文=bg)