フェラーリ、「458スパイダー」を出展【フランクフルトショー2011】
2011.08.24 自動車ニュース【フランクフルトショー2011】フェラーリ、「458スパイダー」を出展
伊フェラーリは、ミドシップスポーツカー「458イタリア」のオープンモデル「458スパイダー」を、2011年9月13日に開幕するフランクフルトモーターショーに出展すると発表した。
■初のミドシップ×リトラクタブル・ハードトップ
「458スパイダー」は、フェラーリのミドシップ車では初となるフルリトラクタブル ハードトップを採用したオープンモデル。ルーフはアルミニウム製で、従来のソフトトップを採用するシステムより、25kg軽く仕上がっているという。
14秒で開閉可能なハードトップは、車両のエアロダイナミクスやパフォーマンスを犠牲にすることのないように入念にデザインされたもの。車両後部では、大きく膨らんだ「バットレス」がデザイン上のアクセントとなっている。これはエンジン吸気口やギアボックス・オイルラジエターに空気を導く役割も担う。
オープントップでの走行に対応する装備としては、「可変式電動ウインドストッパー」が用意される。これによりコクピット内への風の侵入が大幅に低減され、乗員は時速200kmを超えるスピードでも普通に会話ができるという。また、アクセルペダルのマッピングやサスペンションの減衰力、エキゾーストサウンドもオープン化に合わせたセッティングが施されている。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4527×1937×1211mmで、全高が2mm低いことをのぞけば、458イタリアと同じ。車重は458イタリアよりも50kg重い1430kgとなっている。
エンジンは、458イタリアと同じ4.5リッターV8直噴ユニット(最高出力570ps、最大トルク55.1kgm)を搭載。トランスミッションは、デュアルクラッチ式7段F1を採用する。320km/h以上とうたわれる最高速度は458イタリアを5km/h下回るものの、3.4秒以下とされる0-100km/h加速タイムは同等だ。
(webCG 曽宮)