トヨタ・クラウン2.5 G(前編)
2018.08.09 谷口信輝の新車試乗 「さらなる走りの進化」をうたう15代目「トヨタ・クラウン」に、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。長年にわたり販売されてきた高級セダンの最新型を、第一線で活躍するプロはどのように評価する?この乗り味を例えるなら……
今回、谷口信輝に試乗してもらうのは、先ごろ15代目に生まれ変わったばかりのトヨタ・クラウンである。
従来、「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」とあったラインナップを6ライトの4ドアセダンで一本化した新型クラウンだが、パワートレインは2リッター直4ターボ、2.5リッター直4ハイブリッド、3.5リッターV6マルチステージハイブリッドの3種類が用意される。
今回は、この中で主力となることが期待されている2.5リッター直4ハイブリッドを積む「2.5 G」というグレードを用意した。車両本体価格は562万1400円。シートベンチレーションを含む「レザーシート・パッケージ」(約30万円)、高度な運転支援装置(12万5000円ほど)などのオプションを含んだ総価格は641万2500円となる。
本連載の取材では、カメラマンが撮影ポイントに立つと谷口が試乗を開始し、撮影が終わったところで谷口が試乗基地に帰着。そこで試乗車に関するコメントを語ってもらう段取りになっているが、クラウンの試乗では撮影が終了していったんは基地に戻ってきたものの、「やっぱり、もうちょっと乗りたい」と言って谷口が再びワインディングロードに戻るという珍しい事態が起きた。いったい、谷口はクラウンからなにを感じ取ったのだろうか?
「あらためて乗り直したのは、最初の試乗だけではこのクルマのよさがつかみとれなかったからです」
では、2度目の試乗を終えたいまは、新型クラウンの特徴を把握できたのだろうか?
「はい、見つけましたよ。このクルマのいいところを……」
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