【F1 2018 速報】第16戦ロシアGPでハミルトン8勝目
2018.09.30 自動車ニュースF1世界選手権第16戦ロシアGPの決勝が、2018年9月30日、ロシアのソチ・オートドローム(5.848km)を53周して行われた。
過去4年の同GPの覇者、メルセデスが安定した速さで週末を駆け抜けた。今季2度目のポールポジションからレースをリードしていたのはバルテリ・ボッタス。しかしチームオーダーにより、ポイントリーダーである僚友ルイス・ハミルトンにトップの座を明け渡すことに。ハミルトンは譲り受けたポジションをしっかりと守り切り3連勝。今シーズン8勝目、通算70勝目を飾った。
今年まだ優勝のなかったボッタスだったが、チャンピオンシップを争うチームの事情もあり2位。複雑な表情でマシンを降りたが、それでも得意のソチでメルセデス1-2に貢献した。
3位はフェラーリのセバスチャン・ベッテルだった。3番グリッドから、ピットストップのタイミングでハミルトンの前に出るも、すぐさま抜き返され3位。これでレース前に40点だったハミルトンとのポイント差は、丸々2勝分の50点にまで拡大した。
4位でゴールしたのはフェラーリのキミ・ライコネン。グリッド降格ペナルティーで19番グリッドからスタートしたレッドブル・タグ・ホイヤーのマックス・フェルスタッペンは怒涛(どとう)の追い上げで5位フィニッシュ。そのチームメイトのダニエル・リカルドも同様にパワーユニット、ギアボックス交換ペナルティーを受け18番グリッドに降格しながら、6位まで挽回した。
ザウバー・フェラーリのルーキー、シャルル・ルクレールがスターティンググリッドと同じ順位の7位。ハース・フェラーリのケビン・マグヌッセンは5番グリッドから8位でレースを終えた。その後ろは、エステバン・オコン9位、セルジオ・ペレス10位と、レーシングポイント・フォースインディア・メルセデスがダブル入賞を果たした。
以下、11位ロメ・グロジャン(ハース)、12位ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、13位マーカス・エリクソン(ザウバー)、14位フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)、15位ランス・ストロール(ウィリアムズ・メルセデス)、16位ストフェル・バンドールン(マクラーレン)、17位カルロス・サインツJr.(ルノー)、18位セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)が完走した。
チャンピオンシップ首位独走のハミルトンは306点、ランキング2位ベッテルは256点。ベッテルのタイトル獲得の望みはいよいよ薄くなってきた。ひとつ順位を上げ3位になったボッタスは189点、4位に落ちたライコネンは186点、5位フェルスタッペンは158点をそれぞれ獲得している。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位メルセデス495点、2位フェラーリ442点、3位レッドブル292点、4位ルノー91点、5位ハース80点という上位の顔ぶれとなる。
(文=bg)
-
NEW
スズキ・ソリオ ハイブリッドMZ(FF/CVT)【試乗記】
2021.3.8試乗記スズキのコンパクトハイトワゴン「ソリオ」が新型に生まれ変わった。ボディーサイズの拡大も乗り味の変化も、すべてはライバル車の研究のもとに行われた改良だ。最上級グレードの「ハイブリッドMZ」に試乗し、その進化のほどを確かめた。 -
NEW
偉人の素顔は気さくで誠実 日本を代表する“自動車人”鈴木 修 会長の功績と人となり
2021.3.8デイリーコラム40年にわたりスズキの経営を主導し、世界企業に成長させた鈴木 修 会長。ついに退任を表明した自動車界の偉人は、どのような功績を残してきたのか。気さくで誠実な人となりを示すエピソードとともに、その足跡を振り返る。 -
スバル・レヴォーグSTI Sport EX(前編)
2021.3.7思考するドライバー 山野哲也の“目”レーシングドライバー山野哲也が新型「スバル・レヴォーグ」に試乗。新開発の1.8リッターフラット4ターボエンジンやブランド初となる減衰力可変式サスペンションなどを備えた国産スポーツワゴンの雄を、山野はどうジャッジするのだろうか。 -
ホンダN-ONEオリジナル(FF/CVT)【試乗記】
2021.3.6試乗記往年の名車「N360」に込められたスピリットを受け継ぐ、ホンダの軽「N-ONE」。その新型に試乗した筆者は、これまで軽乗用車に抱いてきたイメージを覆すほどの、モノとしての完成度の高さに驚かされたのだった。 -
トヨタ・ミライZ(RWD)【試乗記】
2021.3.5試乗記フルモデルチェンジでがらりと見た目の変わったトヨタの燃料電池車「ミライ」。大型FR車用のプラットフォームを用いたパッケージングや走り、そして一新された内外装デザインなど、純粋に“魅力あるクルマ”を目指したというが、果たしてその進化やいかに。 -
「自動運転のクルマ」がナウ・オン・セール! それでわれわれは救われるのか?
2021.3.5デイリーコラム出るぞ出るぞと言われてきた「自動運転レベル3」に対応するクルマが、ついにデビューを果たした。この調子で時代は「運転支援」から「自動運転」へと移行していくのだろうか? 清水草一は、そこに根本的な問題があるというのだが……!