【ジュネーブショー2019】ブガッティが史上最高約14億円のワンオフモデルを発表
2019.03.05 自動車ニュース![]() |
ブガッティは2019年3月5日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開催されているジュネーブモーターショー(開催期間:2019年3月5日~17日))において、ブガッティの創始者であるエットーレ・ブガッティの長男ジャン・ブガッティの生誕110周年を記念したワンオフモデル「La Voiture Noire(ラ ヴォワチュール ノワール)」を発表した。
ラ ヴォワチュール ノワールは、ジャン・ブガッティがデザインした「タイプ57SCアトランティック」をモチーフとし、「シロン」をベースに制作されたワンオフモデルである。スタイリングはブガッティのデザイナーであるエティエンヌ・サロメ氏が担当。タイプ57SCアトランティックのデザインを現代的に解釈し直し、快適な長距離旅行のためのグランドツーリングカーとして仕上げたという。
すべてがハンドメイドで作られているラ ヴォワチュール ノワールのボディーは、カーボンファイバーが用いられている。パワーユニットはベースとなったシロンと同じ最高出力1500ps、最大トルク1600Nmの8リッターW16エンジンで、これをリアミドに搭載する。
発表にあたり2018年にブガッティを率いることになったステファン・ヴィンケルマン社長は、「ラ ヴォワチュール ノワールは現在の自動車生産の最先端にあるモデルです。ブガッティがこれまで培ってきた独自の高度なテクノロジーを駆使し、彫刻的な美しさを持つモデルを構築。豪華なリムジンが持つ快適さとハイパースポーツカーのパワーを兼ね備えたクーペは、理想的なグランドツーリングカーといえるでしょう」とスピーチを行った。
2019年は、ジャン・ブガッティの生誕110周年であるとともに、ブガッティが自動車メーカーとして産声をあげてから同じく110周年となる。この2つを記念して作られたラ ヴォワチュール ノワールの価格は、税抜き1100万ユーロ(邦貨換算約14億円)と発表されている。
(webCG)
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