【ジュネーブショー2018】アルピーヌA110に新バリエーションが登場
2018.03.12 自動車ニュース![]() |
新ラッシュに沸くジュネーブモーターショー2018。プジョーとシトロエン、そしてルノーと、フランスメーカーの見どころを紹介する。
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プジョーブースで一番目立っていたのは……
PSAグループは、プジョーとシトロエンのブースが隣り合わせというレイアウトだ。そこで目を引くのが高さ4.8m、全長12.5mもある巨大なライオンのモニュメント。プジョーがライオンのエンブレムを使い始めてから160年(ちなみにプジョー自体の歴史は200年を超えている)、そのブランドアイコンともいうべき歴史あるライオンのモニュメントが、今回のジュネーブでワールドプレミアされたのだ。デザインはプジョーのデザイン部門が担当。今年の秋に開催されるパリのモーターショーで再会できるかもしれない。
モニュメントではなく新車では、Dセグメントセダン「508」の新型とMPVの「リフター」がワールドプレミアされた。508は低くワイドで伸びやかなフォルムが特徴で、ハッチバックを備えた5ドア。搭載パワートレインはガソリンとディーゼルで合計6種。2019年秋にはプラグインハイブリッドも追加されるという。一方、MPVのリフターは、ショーカーとして4WD仕様の「リフター4×4コンセプト」が用意されていた。ルーフに大きなテントを載せた、アウトドア仕様だ。
シトロエンのワールドプレミアといえば、やはりMPVの「ベルランゴ」だろう。リフターの兄弟車であり、ルノーでいえば「カングー」のライバル車になる。また、マイナーチェンジを行った「C4カクタス」も登場。ボディー側面のポップなプロテクターが小さくなり、上品な雰囲気が強まっていた。
アルピーヌA110に新バリエーションが登場
それに対してルノーのブースでは、真ん中に作られた大きなスペースで「EZ-GO」がデモ走行を披露していた。これは都市部向けの“エレクトリック・ロボ・ビークル”で、所有ではなくシェアという形で利用する。運転席がない自動運転の電気自動車であり、四輪操舵システムを採用している。自動運転化のレベルは走行エリア限定のレベル4で、走行速度は50km/hに制限されている。開発はルノーと日産、そして三菱の技術を結集するという。
新生アルピーヌは「A110」の2種のバリエーションと、1種のレーシングモデルを発表。走りにフォーカスした「A110 Pure」と、使いやすさや快適性を高めた「A110 Légende」、そしてFIA-GT4モディファイの「A110 GT4」だ。このモデルを使って、2018年シーズン後半から早速A110がレースシーンに投入されるという。
そして、フランス最速のスーパースポーツカーブランドであるブガッティは、「シロン」の新グレード「シロン スポーツ」を発表した。約18kgの軽量化などを施してハンドリングを強化。イタリア南部のナルドサーキットで、標準モデルより5秒速いラップタイムを記録したという。
(文と写真=鈴木ケンイチ)
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