ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現

2019.09.10 自動車ニュース
1929年製の「ベントレー・ブロワー」。
1929年製の「ベントレー・ブロワー」。拡大

英ベントレー・モーターズは2019年9月8日(現地時間)、1929年型ベントレー・ワークスレーシングカーを、12台限定で再生産すると発表した。

 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大
 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大
 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大
 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大
 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大
 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大
 
ベントレーが1929年型レーシングカーを12台限定で復活販売 ルマン参戦車両を忠実に再現の画像拡大

「コンティニュエーションシリーズ」と称するそれは、ベントレー・ボーイズの中核であったティム・バーキン卿の発案によって製作された、4 1/2リッター4気筒スーパーチャージャー付きエンジンを搭載した「ブロワー」の複製である。さらに、その中から、バーキン卿自身が1930年ルマン24時間レースで使用した2号車(シャシーナンバー:HB 3403、登録番号:UU5872)がベースに選ばれた。

コンティニュエーションシリーズの製作を担当するのは、ベントレーでビスポークとスペシャルコーチワークを担う部門のマリナーで、細部に至るまで忠実に複製するという。

車両の製作は、ベントレーが所有する実車を完全に分解して各部を3Dスキャナーで測定し、デジタルモデルを作成することから始まる。その後、1920年代の金型や治具、工具に加え、最新の製造技術を用いて12台分の部品を製作し、熟練した職人たちが完成車に組み上げるという過程をたどる。

可能な限り当時のままを再現することになっているが、唯一、安全性に関してだけは、目立たない範囲で現代の状況に合わせて変更されるという。

価格は明らかになっていないが極めて高価になることは間違いない(受注開始時に発表予定)。しかし、オリジナルは貴重な産業遺産だが、コンティニュエーションモデルであれば、文化財であるとの重圧を感じることなく、思う存分、乗ることができることだろう。

近年、自動車メーカー各社は、自らがたどってきた歴史をアピールする活動を活発化させ、博物館施設やレストアサービスなどに取り組んでいるが、その活動は、ついに歴史的なモデルの再生産という動きにまで至っている。特に熱心なのが英国勢で、アストンマーティンやジャガーは、それぞれ第2次大戦以降のエポックメイキングなモデルの複製を手がけている。また、しばらく自動車生産から遠ざかっていたアルヴィス社も戦前モデルの再生産に乗り出すと発表している。今回のベントレーによるコンティニュエーションの試みは、戦前のレーシングカーとしては初めてのことになる。

12台の“ブロワー・ベントレー”が完成するのは約2年後と公表されている。

(文=伊東和彦<Mobi-curators Labo.>)

関連キーワード:
ベントレー, 自動車ニュース

ベントレー の中古車
あなたにおすすめの記事
新着記事