F1第9戦カナダGPの延期が決定 開催延期は7レースに【F1 2020】

2020.04.08 自動車ニュース

2020年4月7日(現地時間)、同年6月に予定されていたF1世界選手権第9戦カナダGPの延期が、同GPの主催者から発表された。

7つ目の開催延期 日程調整という難題

新型コロナウイルスの影響でレースの開催中止や延期が相次いでいるF1。6月12日から14日にかけて行われる予定だったカナダGPも延期となったことで、今シーズンの開幕戦は早ければ6月26日~28日の第10戦フランスGPになりそうだが、先行きはまだ不透明と言わざるを得ない。

また、既に7つにまで増えている“延期GP”の日程調整という難題も残ったままだ。2020年シーズンを2021年1月まで延ばすことも検討されているというが、各GPのさまざまな要因を考慮しつつ、短い期間にレースウイークを詰め込むのは至難の業といっていい。

そんな中、イギリスで複数回のレースを開催する案も浮上。F1に参戦する10チームのうち7チームが拠点を置く同国なら移動の効率化も図りやすく、舞台となるシルバーストーン・サーキットを逆方向で周回させるといったアイデアまで出ている。

深刻な財政面への影響

深刻な問題となっているのが、財政面への影響だ。各チームの収入が減ることは目に見えており、先ごろウィリアムズは、スタッフを一時帰休としたほか、ドライバーや首脳陣の減給を正式に決定。比較的財力があるとされるマクラーレンも、また運営主体であるF1自体も同じような対策を採っており、マクラーレンのザック・ブラウンCEOは「F1が適切な対応をしなければ、財政的に厳しいチームの撤退もありうるだろう」との見方を示している。

未曽有(みぞう)の混乱の中にいるF1だが、明るいニュースもある。イギリス系の7チームが一致団結し、新型コロナウイルス患者向けの人工呼吸器製造を後押しする「プロジェクト・ピットレーン」が立ち上がり、先日、メルセデスのエンジン部門はロンドンの大学病院と連携して人工呼吸器を完成させた。F1チームの潜在的な技術力の高さ、そして社会的責任を果たすという姿勢は、高く評価されるべきだろう。

<中止・延期が決まったGP>

  • 第1戦オーストラリアGP(中止)
  • 第2戦バーレーンGP(延期)
  • 第3戦ベトナムGP(延期)
  • 第4戦中国GP(延期)
  • 第5戦オランダGP(延期)
  • 第6戦スペインGP(延期)
  • 第7戦モナコGP(中止)
  • 第8戦アゼルバイジャンGP(延期)
  • 第9戦カナダGP(延期)

(文=bg)

6月のF1第9戦カナダGPも延期に。モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットは、都市の中にあるサーキットとして毎年人気を博している。(Photo=Mercedes)
6月のF1第9戦カナダGPも延期に。モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットは、都市の中にあるサーキットとして毎年人気を博している。(Photo=Mercedes)拡大

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