「メルセデス・ベンツGLA」がモデルチェンジ 欧州で販売開始
2020.04.30 自動車ニュース![]() |
独ダイムラーは2020年4月28日(現地時間)、新型「メルセデス・ベンツGLA」を同年4月末に発売すると発表した。
より一段とSUVらしく
メルセデス・ベンツGLAの新型は2世代目となるモデル。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4410×1834×1611mmで、クロスオーバー的な位置づけだった先代に比べ、ルーフの高さが100mm以上アップするなど、よりSUVらしいキャラクターが与えられた。ボンネットのパワードームや20インチホイールをおさめるホイールハウス、クーペを思わせる形状のサイドウィンドウなども特徴的なディテールだ。
インテリアはタービン状のエアコン吹き出し口や大型ディスプレイを横方向に連結させたメーターパネルなど、ほかのメルセデス・ベンツ車にも通じるデザインが採用されている。音声での操作を可能とするインフォテインメントシステム「MBUX」は標準装備。前席のヒップポイントが先代よりも97mm高く設定されるなど、車内もSUVらしいつくりになっている。
後席は前後に14cmスライド可能。背もたれは3分割の可倒式で、そのアレンジにより5人乗車時で435リッターのラゲッジスペースをさらに拡大できる。
パワーユニットは、1.33リッターと2リッターのガソリンターボのほか、2リッターのディーゼルターボが選べる。将来的に、プラグインハイブリッドモデルもラインナップに加えられる見込みだ。
1.33リッターのエントリーモデルを除いては、FF車のほか「4MATIC」と呼ばれる4WD車も設定される。4WD車では、エコ/コンフォートモード選択時には前後80:20でトルクが振り分けられ、その比率はスポーツモードでは70:30、オフロードモードでは50:50となる。
また4WDモデルには「オフロードエンジニアリングパッケージ」が標準装備される。同パッケージには、暗闇でも起伏の多い地形や障害物が見やすくなるオフロードライト機能や、オフロードに特化した走行モード、車体の傾斜角や各種設定のアニメーション表示、急な下り坂でのコントロールが容易になるダウンヒルスピードレギュレーションなどが含まれている。
新型GLAはドイツのラシュタットや中国の北京で生産される。欧州では販売が開始されており、まもなく北米や中国でもデリバリーが始まる見込みだ。
(webCG)