新型「カイエンGTS」と「カイエンGTSクーペ」の予約注文受け付けがスタート

2020.06.12 自動車ニュース webCG 編集部
新型「ポルシェ・カイエンGTS」(奥)と「カイエンGTSクーペ」(手前)。
新型「ポルシェ・カイエンGTS」(奥)と「カイエンGTSクーペ」(手前)。拡大

ポルシェジャパンは2020年6月12日、「カイエンGTS」および「カイエンGTSクーペ」を導入すると発表し、予約注文受け付けを開始した。

「カイエンGTS」のサイドビュー。車高は標準車の「カイエン」よりも20mm低められている。
「カイエンGTS」のサイドビュー。車高は標準車の「カイエン」よりも20mm低められている。拡大
「カイエンGTS」のリアビュー。「PORSCHE」ロゴやモデル名のバッジはすべてブラックだ。
「カイエンGTS」のリアビュー。「PORSCHE」ロゴやモデル名のバッジはすべてブラックだ。拡大
「カイエンGTSクーペ」。ランプのまわりはダークカラーのティンテッド加工が施される。
「カイエンGTSクーペ」。ランプのまわりはダークカラーのティンテッド加工が施される。拡大
サテングロスブラックカラーの21インチホイールを標準装備する。
サテングロスブラックカラーの21インチホイールを標準装備する。拡大
インテリアの各所をアルカンターラとダークブラッシュド加工のアルミで飾っている。
インテリアの各所をアルカンターラとダークブラッシュド加工のアルミで飾っている。拡大
新設計のスポーツシートは高さのあるサイドボルスターが特徴的だ。
新設計のスポーツシートは高さのあるサイドボルスターが特徴的だ。拡大

V8ターボが復活

ポルシェの高性能モデルの象徴であるGTSが現行「カイエン」にも設定された。先代のカイエンGTSはモデルライフの半ばでパワーユニットがV8ターボエンジンからV6ターボに改められたが、新型では再びV8ターボが搭載されたのがトピックだ。

フラッグシップモデルである「カイエン ターボ」向けに開発されたというこの4リッターV8ツインターボエンジンは、先代GTS(V6ターボ)よりも20PSと20N・mアップの最高出力460PS/最大トルク620N・mを発生。8段ATを介して4輪を駆動し、オプションのスポーツクロノパッケージを装着した場合の動力性能は0-100km/h加速のタイムが4.5秒(先代モデル比で-0.6秒)、最高速は270km/h(同+8km/h)と公表されている。

専用仕立てのシャシーは横方向のダイナミクスを重視したセッティングに。標準仕様となるスチールスプリングサスペンションは標準車のカイエンよりも車高が20mm低められ、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントも装備する。ブレーキはフロント390×38mm、リア358×28mmのねずみ鋳鉄製大径ディスクとレッドブレーキキャリパーを標準装備。ポルシェサーフィスコーテッドブレーキとポルシェセラミックコンポジットブレーキがオプション設定されている。

エクステリアにはスポーツデザインパッケージが標準装備されており、随所にブラックのアクセントがあしらわれる。足まわりにはサテングロスブラックの21インチRSスパイダーデザインホイールを採用したほか、前後のランプはダークカラーのティンテッド加工が施されている。さらに、フロントエアインテークやサイドウィンドウトリム、スポーツエキゾーストシステムのテールパイプ、リアのモデル名&「PORSCHE」ロゴはすべてブラックで統一される。

インテリアにはルーフライニングやシートセンターパネル、センターアームレスト、ドアパネルにアルカンターラを採用したほか、各所をダークブラッシュド加工のアルミでコーディネート。新たに専用設計したという8wayのスポーツシートは高さのあるサイドボルスターが特徴的だ。さらに、フロントドアやドアシル、レブカウンター、ヘッドレストには「GTS」ロゴがあしらわれている。

すでに導入済みのカイエンのラインナップと同様、装備が充実しているのが日本仕様のGTSの特徴だ。アダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシスト、サラウンドビュー付きパークアシスト、コンフォートアクセスなど、海外のマーケットではオプションとなるアイテムが標準で搭載される。

価格はカイエンGTSが1682万円で、カイエンGTSクーペが1752万円。

(webCG)

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