マセラティが「ギブリ」と「クアトロポルテ」に高性能モデル「トロフェオ」を設定

2020.08.11 自動車ニュース webCG 編集部
マセラティ・ギブリ トロフェオ
マセラティ・ギブリ トロフェオ拡大

伊マセラティは2020年8月10日(現地時間)、「ギブリ」および「クアトロポルテ」のハイパフォーマンスモデル「トロフェオ」を発表した。

クアトロポルテ トロフェオ
クアトロポルテ トロフェオ拡大
 
マセラティが「ギブリ」と「クアトロポルテ」に高性能モデル「トロフェオ」を設定の画像拡大
 
マセラティが「ギブリ」と「クアトロポルテ」に高性能モデル「トロフェオ」を設定の画像拡大
写真左から「クアトロポルテ トロフェオ」「レヴァンテ トロフェオ」「ギブリ トロフェオ」。
写真左から「クアトロポルテ トロフェオ」「レヴァンテ トロフェオ」「ギブリ トロフェオ」。拡大

すでにSUVの「レヴァンテ」に設定されているトロフェオは、高出力のV8エンジンを搭載した高性能モデルである。このレヴァンテにギブリとクアトロポルテを加え、「トロフェオのコレクションを拡張し、歴史に新たな章を加える」というのがマセラティの主張だ。

ギブリとクアトロポルテに積まれるのは最高出力580PS/6250rpm、最大トルク730N・m/2250-5250rpmの3.8リッターV8ツインターボエンジン。レヴァンテ トロフェオよりもピークパワーが10PS抑えられたこのユニットは、マラネッロのフェラーリ工場が製造を担当。フロントエンジン・リアドライブのセダンでもレヴァンテ(4WD)と同様のパフォーマンスが発揮できるように改良が施されている。0-100km/h加速のタイムは「ギブリ トロフェオ」が4.3秒で「クアトロポルテ トロフェオ」が4.5秒。最高速はともに326km/hと公表されており、マセラティ史上最速のセダンとうたわれている。

エクステリアにはハイパフォーマンスモデルであることを誇示する意匠が採用されており、フロントまわりはピアノブラック仕立てのデュアルバーグリルとカーボン仕立てのエアダクトトリムでよりアグレッシブな印象に。ボディーサイドのエアベントフレームとCピラーのサエッタロゴにはレッドのアクセントが加えられる。

インテリアにはイグニッションオンとともに専用インターフェイスが表示される新たなオンボードパネルを採用したほか、シートのヘッドレストには「Trofeo」のステッチが加えられる。

拡張されたトロフェオコレクションのローンチにあたってエクステリアカラーはクアトロポルテに「グリーン」を、レヴァンテに「ホワイト」を、ギブリには「レッド」を設定し、イタリア国旗のトリコロールによってマセラティのメイド・イン・イタリアのアイデンティティーを強調。それぞれつや消しクロームと光沢のあるレッドのトリムによってアグレッシブさとエレガントさも付与されている。

(webCG)

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