【F1 2020】最終戦アブダビGPでフェルスタッペンが今季2勝目 ホンダにとっては3勝目
2020.12.14 自動車ニュースF1世界選手権第17戦(最終戦)アブダビGPの決勝が、2020年12月13日、アブダビのヤス・マリーナ・サーキット(5.554km)を55周して行われた。
最終戦にして今季初ポールポジションを決めたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、スタートからトップを守り完勝。8月の第5戦70周年記念GP以来となる今シーズン2勝目、通算10勝目を飾った。ホンダのパワーユニットとしては今季3勝目となる。
2位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。予選ではフェルスタッペンに0.025秒の僅差で負け2位となり、レースでもそのポジションをキープしたが、パワーユニットの信頼性に不安を抱えての走行でレッドブルに勝負を挑めなかった。
3位はメルセデスのルイス・ハミルトン。新型コロナウイルスに感染し前戦サキールGPを欠場したチャンピオンは、短期間で回復しカムバックを果たすも本調子とはいかず、予選順位と同じポジションでゴールした。
レース終盤に表彰台まで1.5秒と迫ったレッドブルのアレクサンダー・アルボンは4位でフィニッシュした。
最後まで白熱したコンストラクターズランキング3位争いは、10点のビハインドを負っていたマクラーレン・ルノーが、ランド・ノリス5位、カルロス・サインツJr.6位とダブル入賞を果たす一方、レーシングポイント・メルセデスはランス・ストロール10位、セルジオ・ペレスはトラブルでリタイアとなり、結果、マクラーレンが逆転して3位となった。
ルノー勢は、ダニエル・リカルドがファステストラップを記録しながら7位、エステバン・オコンは9位。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは8位だった。
以下、11位ダニール・クビアト(アルファタウリ)、12位キミ・ライコネン(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、13位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、14位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、15位ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス)、16位アントニオ・ジョビナッツィ(アルファ・ロメオ)、17位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、18位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、19位ピエトロ・フィッティパルディ(ハース)が完走した。
【ドライバーズチャンピオンシップ】
1位 ルイス・ハミルトン 347点
2位 バルテリ・ボッタス 223点
3位 マックス・フェルスタッペン 214点
4位 セルジオ・ペレス 125点
5位 ダニエル・リカルド 119点
6位 カルロス・サインツJr. 105点
7位 アレクサンダー・アルボン 105点
8位 シャルル・ルクレール 98点
9位 ランド・ノリス 97点
10位 ピエール・ガスリー 75点
11位 ランス・ストロール 75点
12位 エステバン・オコン 62点
13位 セバスチャン・ベッテル 33点
14位 ダニール・クビアト 32点
15位 ニコ・ヒュルケンベルグ 10点
16位 キミ・ライコネン 4点
17位 アントニオ・ジョビナッツィ 4点
18位 ジョージ・ラッセル 3点
19位 ロメ・グロジャン 2点
20位 ケビン・マグヌッセン 1点
21位 ニコラス・ラティフィ 0点
22位 ジャック・エイトケン 0点
23位 ピエトロ・フィッティパルディ 0点
【コンストラクターズチャンピオンシップ】
1位 メルセデス 573点
2位 レッドブル 319点
3位 マクラーレン 202点
4位 レーシングポイント 195点
5位 ルノー 181点
6位 フェラーリ 131点
7位 アルファタウリ 107点
8位 アルファ・ロメオ 8点
9位 ハース 3点
10位 ウィリアムズ 0点
(文=bg)
-
NEW
第92回:ルマンを席巻したポルシェ 技術者集団の挑戦と栄光
2021.1.20自動車ヒストリールマン24時間レースで最多勝を誇るポルシェ。シュトゥットガルトの技術者集団は、いかなる戦いを経て耐久レースの王者となったのか? 「917」や「936」「956」「962C」といったレーシングカーとともに、サーキットに刻まれたポルシェの足跡をたどる。 -
NEW
日産エクストレイルAUTECH(4WD/CVT)/セレナe-POWER AUTECH(FF)【試乗記】
2021.1.20試乗記長年にわたり、日産車のカスタマイズモデルを製作してきたオーテックジャパン。彼らが手がけたモデルの中から、デザインと走りの両方に手が加わった「エクストレイル」と「セレナ」に試乗。標準車とは一線を画す、その出来栄えを報告する。 -
NEW
ダウンサイジングの波はどこに エンジン排気量拡大トレンドが起きているのはなぜなのか?
2021.1.20デイリーコラム「BMW 3シリーズ」や「アウディA4」の最新モデルでは、エントリーグレードのエンジン排気量が拡大され、急速に進んだダウンサイジング化が見直されつつある。こうした動きの背景には一体どんな事情があるのだろうか。 -
ジープ・レネゲード トレイルホーク4xe(4WD/6AT)【試乗記】
2021.1.19試乗記道なき道を突き進むクロスカントリーの祖……こうしたイメージの根強いジープにも、いよいよ電動化の波が押し寄せてきた。ブランド初のプラグインハイブリッド車(PHEV)「レネゲード4xe」の仕上がりを試す。 -
第198回:RSのRS違い
2021.1.18カーマニア人間国宝への道清水草一の話題の連載。以前「モテないカー」の超新星「GRヤリス」のプロトタイプを紹介したが、今回は発売なった実車で夜の首都高に出撃した。サーキットで味わったすばらしい足は、公道では拷問レベル……ではなかった。なぜなら……。 -
ホンダN-VAN +STYLE FUN Honda SENSING(FF/CVT)【試乗記】
2021.1.18試乗記“withコロナ”時代のライフスタイルとして、小さめのコミューターやアウトドアに注目が集まるいま、ユーティリティーに優れる軽という選択肢はアリか? あらためてホンダの軽商用バン「N-VAN」に乗ってみた。