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ステイホームのカーライフ 動かず楽しむ自動車趣味のすすめ

2021.01.15 デイリーコラム
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コロナ禍を転じて福となせ

ご承知のとおり2021年1月7日に政府から「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発出されたことで、いわゆるひとつの自動車趣味も危機にひんしている。

いや「危機にひんしている」というのは大げさかもしれない。だが東京オートサロンなどの大規模イベントやその他の中小規模イベントは軒並み中止となり、知己のオーナー同士がどこぞのパーキングなどに少人数で集まったり、自分ひとりで他県まで「海を見に行く」的な行動すらもはばかられたりするのが、緊急事態宣言下の現状ではある。

改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて、該当区域の都道府県知事が要請している「不要不急の外出自粛の要請」に対しての私見は「感染対策をしっかり行うのであれば、“お上”に100%従う必要なんてないのでは?」である。だが取りあえず、一応は要請に首肯したうえで「いま、自宅かいわいでも楽しめる自動車関係のモノ・コト」について考えてみたい。

まず自宅でできることといえば(もちろん居住環境によってはできない場合も多いが)、なんといっても洗車だろう。

洗車が趣味という人は世の中に多いが、それと同様に「洗車はめんどくさい……」と感じている自動車乗りも多い。当該期間中は後者の諸氏も、いい感じの洗車アイテムを通販か何かで購入し、じっくりと細部までの洗車にいそしんでみれば、「新たな快感」を発見できる可能性は高い。

遠出をしないで楽しめる自動車趣味といえば、まずは洗車である(写真はイメージ)。趣味性の高いクルマほど、洗って磨いて眺めるだけで深い満足感に包まれるというものだ。古い趣味グルマともなれば、移動に故障のリスクがつきまとうし……と考え方を変えて、ポジティブに励むが吉。冬場は水が冷たいけれど。
遠出をしないで楽しめる自動車趣味といえば、まずは洗車である(写真はイメージ)。趣味性の高いクルマほど、洗って磨いて眺めるだけで深い満足感に包まれるというものだ。古い趣味グルマともなれば、移動に故障のリスクがつきまとうし……と考え方を変えて、ポジティブに励むが吉。冬場は水が冷たいけれど。拡大
汚れを落とすにもうんざりしてしまう、複雑なカタチのアルミホイール。洗車に時間のかけられそうなステイホームのいまこそ、じっくりと向き合ってはいかが?
汚れを落とすにもうんざりしてしまう、複雑なカタチのアルミホイール。洗車に時間のかけられそうなステイホームのいまこそ、じっくりと向き合ってはいかが?拡大

これを機会に洗浄・消臭!

またこれを機に、大幸薬品とデンソーが共同開発した「車両用クレベリン」を自分で施工してみるのも悪くないだろう。

二酸化塩素を主成分とするクレベリンは、大幸薬品いわく「幅広いウイルス・菌に対する有効性を確認しています」。ただし、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するデータは現在取得中です。なお『クレベリン』は日用雑貨品のため、特定ウイルス・菌、疾病等に対する効果・予防等をうたうことはできません」(同社ホームページより)という。

それゆえ車両用クレベリンを施工したところでSARS-CoV-2を壊滅できるかどうかは不明だが、少なくとも「消臭」の役には立つ。この機会に、ちょいとカビくさくなった愛車の消臭にせっせと励み、そしてそれを達成してみるのもひとつのプレジャーではある。

ちなみに、デンソーのクレベリン車両用発生機はオープン価格だが、実勢価格は約2万6000円から3万6000円ほどであるようだ。

またそのほかの「自宅でできる自動車趣味」としては、プラモデルの製作やミニカーの収集、自動車専門誌のバックナンバー熟読などが王道だが、意外なところでは「中古車の検討と購入」というのも、今や自宅から(ほぼ)出ずに完結できる仕組みになっている。

デンソーのオフィシャルサイトで見られる「車両用クレベリン」の説明ページ。大きめな弁当箱ほどのサイズの発生機にクレベリンカートリッジをセットして、車内のさまざまなウイルスや菌、悪臭を除去するという。このアイテム、実はコロナ騒動が大きくなった2020年ではなく、2011年の時点でリリースされていた。
デンソーのオフィシャルサイトで見られる「車両用クレベリン」の説明ページ。大きめな弁当箱ほどのサイズの発生機にクレベリンカートリッジをセットして、車内のさまざまなウイルスや菌、悪臭を除去するという。このアイテム、実はコロナ騒動が大きくなった2020年ではなく、2011年の時点でリリースされていた。拡大
自動車専門誌をじっくり読み込むというのも、家にこもって行うにふさわしい自動車趣味のひとつだ。Amazonなどのインターネット通販で、好きなクルマの関連書籍をチェック&ゲットするもよし。
自動車専門誌をじっくり読み込むというのも、家にこもって行うにふさわしい自動車趣味のひとつだ。Amazonなどのインターネット通販で、好きなクルマの関連書籍をチェック&ゲットするもよし。拡大

愛車探しは机上でできる

大手自動車メーカーではトヨタが「トヨタ中古車 オンラインストア」という、まるで古本をAmazonでポチっと買うのにも近い形のサービスを開始しており、ホンダも、「Honda Monthly Owner」という中古車のサブスクを展開中。これらは、「車両の受け渡し」というのがどうしても必要なため“完全な非接触型”ではないが、基本的には自宅を出ないままでもおおむねのアクションを終えることができるシステムだ。

だが「大手メーカーお仕着せの、一般的なモデルの中古車なんてつまらない!」と考える人もいらっしゃろう。そういった場合には、例えば『カーセンサーnet』が2020年8月から実装している「オンライン相談」の対象物件に関しては、リアル店舗を訪問するのとほぼ変わらないニュアンスでの商談を、自宅にいながらして行うことができる(筆者も一度体験してみましたが、本当に『リアルとあまり変わらないな!』と思いましたよ)。この機能を使えば、マニアックな中古車であっても「自宅で本気で悩むこと」ができるのだ。

このほか、当然ながら「あくまで近場へのひとりドライブまたは家族ドライブ」というのも、緊急事態宣言下のお楽しみとしてあるだろう。

いずれにせよ、「できないこと」が多くなった昨今ではあるが、「依然としてできること」もまた多い。腐ることなく、近い将来また自動車趣味を存分に楽しめる日がくることを鮮明にイメージしながら、ピンチを(ある種の)チャンスに変えていきたいと思う。

(文=谷山 雪/写真=webCG/編集=関 顕也)

「トヨタ中古車 オンラインストア」(写真)では、自宅にいながらクリックひとつでクルマが注文できる。つくづく、時代も変わったものである。
「トヨタ中古車 オンラインストア」(写真)では、自宅にいながらクリックひとつでクルマが注文できる。つくづく、時代も変わったものである。拡大
「実車を見ずにクルマが買えるか!」という不満と不安に対応すべく、ネットの世界では、あらゆる角度から対象車をチェックできるシステムも用意されている。写真は、『カーセンサーnet』のサイトイメージ。オンラインでの商談も実店舗とあまり変わらない感覚で行える。
「実車を見ずにクルマが買えるか!」という不満と不安に対応すべく、ネットの世界では、あらゆる角度から対象車をチェックできるシステムも用意されている。写真は、『カーセンサーnet』のサイトイメージ。オンラインでの商談も実店舗とあまり変わらない感覚で行える。拡大
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