「日産パスファインダー」がフルモデルチェンジ 2021年夏に発売予定
2021.02.05 自動車ニュース![]() |
日産自動車は2021年2月4日、大型SUV「パスファインダー」をフルモデルチェンジし、2022年モデルとして2021年夏に北米市場で販売を開始すると発表した。
初代モデルをオマージュしたデザインを採用
パスファインダーは3列目シートを備えた日産の大型SUVである。今回の新型は5代目にあたり、これまでのフルモデルチェンジによって進化してきた特徴を残しつつ、パスファインダーの原点である頑丈さに磨きをかけたという。
新型のボディーサイズは全長×全幅×全高=5003×1978×1778mmでホイールベースは2900mm。エクステリアは力強さを増したフロントフェイスや厚みのあるブリスターフェンダー、より短くしたフロントオーバーハングなどによって力強さと秘めた性能を表現。初代パスファインダーへのオマージュとしてスリースロットグリルと組み合わせたVモーショングリルを採用したほか、C字型のヘッドライトや流れるようなルーフラインなど、ひと目で日産車と分かる要素を取り入れている。Cピラーには歴代モデルで初となるツートンカラーを採用。リア部分にも初代モデルを想起させるスクエア形状のデザインを採用した。
インテリアには12.3インチの大型ディスプレイに加えて10.8インチのヘッドアップディスプレイも装備。サイドベントとエアフィニッシャーをインターロッキングデザインとすることで頑強さを印象づけている。電動シフターの採用によって実現したブリッジ形状のセンターコンソールは、下部に収納スペースを設けている。標準モデルの乗車定員は2+3+3の8人。パスファインダーとして初となる2列目にキャプテンシートを採用したグレードも設定した(7人乗り)。
パワーユニットは最高出力284PS、最大トルク351N・mの3.5リッターV6直噴エンジン。新型の9段ATと組み合わされている。駆動方式はFWDに加えて4WDをラインナップ。4WDモデルには油圧でクラッチを制御するダイレクトカップリング式の4WDシステムを採用。ドライブ&テレインモードセレクターによって「ノーマル」「スポーツ」「エコ」「スノー」「サンド」「マッド/ラット」「トーイング」の中からモードを選べるようにしている。
歩行者検知機能を備えたインテリジェントエマージェンシーブレーキやブラインドスポットワーニング、リアクロストラフィックワーニングなどから構成される予防安全装備「日産セーフティーシールド」に加えて、インテリジェント前方衝突予測やインテリジェントドライバーアラートなどを全車に標準装備。上位グレードにはステアリング制御とインテリジェントクルーズコントロールを組み合わせた運転支援システム「プロパイロットアシスト」、またはナビゲーションの地図情報を活用してカーブや合流分岐点に合わせた車速調整や高速道路出口での減速などのアシストもできる「プロパイロットアシストwithナビリンク」を装備する。
さらに詳細な情報は2021年夏の発売前に公開するという。日本への導入については未定。
(webCG)
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