第100回:コンパクトSUV百花繚乱(前編) ―デザイン的にも粒ぞろい! 老若男女をメロメロにする人気者の実情―

2026.01.28 カーデザイン曼荼羅 渕野 健太郎清水 草一
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清水草一氏をメロメロにした「スズキ・クロスビー」のマイナーチェンジモデル。今回は老いも若きも、ご婦人も殿方もメロメロにしている人気ジャンル、コンパクトSUVのカーデザインについて考えてみた。
清水草一氏をメロメロにした「スズキ・クロスビー」のマイナーチェンジモデル。今回は老いも若きも、ご婦人も殿方もメロメロにしている人気ジャンル、コンパクトSUVのカーデザインについて考えてみた。拡大

日本国内でも、海外でも、今や自動車マーケットで一大勢力となっているコンパクトSUV。ちょっと前までマイナーな存在だったこのジャンルは、なぜ老若男女をメロメロにする人気者となったのか? 話題の車種を俯瞰(ふかん)しつつ、カーデザインの識者と考えた。

改良型「クロスビー」の意匠には、“変わった感”を強調する効率的な変更ポイントに、アイコニックな他車にあやかったフロントマスクなどなど、スズキデザインの“巧(うま)さ”が表れている。
改良型「クロスビー」の意匠には、“変わった感”を強調する効率的な変更ポイントに、アイコニックな他車にあやかったフロントマスクなどなど、スズキデザインの“巧(うま)さ”が表れている。拡大
初期型(上)とマイナーチェンジモデル(下)のフロントマスク。前者は全体に丸みがあり、中央のグリルがやや前に突き出た意匠となっていたが、後者ではヘッドランプの峰がやや角張った形となり、また顔まわりの面がフラットになった。(写真:向後一宏)
初期型(上)とマイナーチェンジモデル(下)のフロントマスク。前者は全体に丸みがあり、中央のグリルがやや前に突き出た意匠となっていたが、後者ではヘッドランプの峰がやや角張った形となり、また顔まわりの面がフラットになった。(写真:向後一宏)拡大
今日のスズキでは、人気モデル「ジムニー」の顔まわりの意匠を、他のモデルにも展開。いずれの車種も、横長のラジエーターグリルと丸目のヘッドランプが一体となった顔まわりをしている。
今日のスズキでは、人気モデル「ジムニー」の顔まわりの意匠を、他のモデルにも展開。いずれの車種も、横長のラジエーターグリルと丸目のヘッドランプが一体となった顔まわりをしている。拡大
デビュー当初の「クロスビー」(写真右下)は、初代「ハスラー」の意匠に大きく寄せたモデルだったが……。ブランドの支柱となる車種が代わるとは、8年という時間の長さを感じる。
デビュー当初の「クロスビー」(写真右下)は、初代「ハスラー」の意匠に大きく寄せたモデルだったが……。ブランドの支柱となる車種が代わるとは、8年という時間の長さを感じる。拡大

スズキは商売がうまい!

webCGほった(以下、ほった):皆さん聞いてください。この「カーデザイン曼荼羅」、今回が100回目です。

清水草一(以下、清水):記念すべき第100回のテーマが、コンパクトSUVでいいの?

ほった:まぁいいんじゃないですか。日本でも海外でも、今や人気の超重要ジャンルだし。それに清水さん、きっと「スズキ・クロスビー」のお話がしたかったんじゃないですか?

清水:個人的に、今いちばん注目してるクルマなんだよねぇ。(参照

渕野健太郎(以下、渕野):この間マイナーチェンジしたクロスビーですね(参照)。これは私も、デザイン的にすごく難しい仕事だなって思っていたんですよ。というのも、“丸目から丸目”への変更じゃないですか。これは逆に難しい。普通に考えると、あまり印象が変わらない。

ほった:そうですよね。