フォルクスワーゲン グループが自動車開発の新戦略「NEW AUTO」を発表

2021.07.14 自動車ニュース

独フォルクスワーゲン グループは2021年7月13日(現地時間)、オンラインでの発表会を開催し、自動車開発の新戦略「NEW AUTO」について説明した。

電動化とソフトウエア開発に注力

発表会においては、将来的に同グループがソフトウエア主導のモビリティー企業へと生まれ変わり、電気自動車(BEV)のグローバルマーケットリーダーになるという目標が示された。

「現時点では内燃エンジン車の事業が堅調に巨額のキャッシュフローを生んでいる」としながらも、同事業で得られた資金を生かし、事業の主体はBEVへと移行。BEVプラットフォームを拡張し、自動車業界をリードするソフトウエアスタックも開発するという。フォルクスワーゲン グループはすでに、2021年から2025年までの技術開発に対して、総投資額の50%にあたる730億ユーロを割り当てることを発表しており、自動運転技術とモビリティーサービスへの投資も継続する計画だ。

一方で、プラットフォームの統合も行われる。グループ内で使われている「MQB」「MSB」「MLB」「MEB」「PPE」といったプラットフォームは、最終的に1つの統合アーキテクチャー「SSP(スケーラブルシステムプラットフォーム)」に集約され、2026年以降には、SSPで純粋な電気自動車が生産される予定。このSSPはフォルクスワーゲン以外のブランドにも提供され、セグメントとブランド間のシナジーを最大化するという。

またフォルクスワーゲン グループは、新たなパートナーシップを結ぶことで原材料の確保からリサイクルまでを統括するバッテリーサプライチェーンを築く計画で、世界最大の電気自動車メーカーとしての地位を確立すべく、2030年までに、総生産能力が240GWhとなる6つのギガ工場を欧州で運用することを明らかにしている。

同グループは今後、ソフトウエア開発にも注力する。主な役割を担うのは、フォルクスワーゲン グループの自動車ソフトウエア会社であるCARIAD(キャリード)で、すべてのグループが共有するバックボーンとして、2025年までに主要ソフトウエアプラットフォームを開発する予定だ。

そのなかには、すべてのグループブランドの車両用の統合オペレーティングシステムや、自動運転レベル4(特定条件下での完全自動運転)を可能とする制御システムも含まれており、同グループは、「ソフトウエアは、純粋な自動車会社から統合モビリティーグループへの変革において決定的な役割を果たすものであり、自動運転に基づくソフトウエアは、2030年までに自動車業界の主要な収入源になる可能性がある」としている。

(webCG)

新戦略について説明する、フォルクスワーゲン グループのヘルベルト・ディースCEO。後方のイメージは、プラットフォーム統合の計画図。
新戦略について説明する、フォルクスワーゲン グループのヘルベルト・ディースCEO。後方のイメージは、プラットフォーム統合の計画図。拡大

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