アウディは2024年までに15の新型EV導入 プレミアムEVのトップブランドを目指す

2022.01.17 自動車ニュース
「アウディQ4 e-tron」(欧州仕様車)とアウディ ジャパンのブランドディレクターを務めるマティアス・シェーパース氏。
「アウディQ4 e-tron」(欧州仕様車)とアウディ ジャパンのブランドディレクターを務めるマティアス・シェーパース氏。拡大

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは2022年1月17日、アウディブランドに関する年頭記者会見を開催し、2022年以降に予定している同ブランドのEV戦略について説明した。

アウディブランドのEV戦略について説明するマティアス・シェーパース氏。「ユーザー側も、マイカーをクリーンなエネルギーで走らせたいという思いを抱くようになってきている。メーカーとしてはその思いに応えたい」。
アウディブランドのEV戦略について説明するマティアス・シェーパース氏。「ユーザー側も、マイカーをクリーンなエネルギーで走らせたいという思いを抱くようになってきている。メーカーとしてはその思いに応えたい」。拡大
この日は、新型車「アウディQ4 e-tron」の実車も披露された。写真は欧州仕様の「Q4 40 e-tron Sライン」。
この日は、新型車「アウディQ4 e-tron」の実車も披露された。写真は欧州仕様の「Q4 40 e-tron Sライン」。拡大
今後国内では、2024年までに15種類ものEVを投入。2025年にはアウディ車販売のEV比率を35%にしたいとしている。
今後国内では、2024年までに15種類ものEVを投入。2025年にはアウディ車販売のEV比率を35%にしたいとしている。拡大
アウディでは、EVの普及のために国内の充電環境の充実にも注力。現在未設置の150kWの急速充電器を、2022年の第3四半期以降、全国52のディーラーに設置するとしている。
アウディでは、EVの普及のために国内の充電環境の充実にも注力。現在未設置の150kWの急速充電器を、2022年の第3四半期以降、全国52のディーラーに設置するとしている。拡大

EVシフトはこれからが本番

会見では、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの代表取締役社長で、アウディ ジャパンのブランドディレクターを兼任するマティアス・シェーパース氏が登壇。まず、前年2021年のセールスを振り返った。

2021年は一年を通して2万2535台のアウディ車を登録。コロナ禍や半導体不足の影響もあり売れ行きが落ち込む期間もあったが、最終的には前年(2020年)の1%増しという結果になった。そのなかで好調だったのは、年間1323台が売れた高性能モデル「RS」シリーズ。「高性能EVである『RS e-tron GT』にいたっては、2022年の生産予定分まで完売しています」とその好調ぶりをアピールした。

しかし、日本市場におけるEVの展開については、「われわれは国内でのEV攻勢に本気だが、まだまだ(ビジネスとして)弱いと理解している」などと厳しい見方を示した。

アウディ本社は2030年までに“持続可能なメーカー”に転換する意思を表明しており、2026年には新たに発表するモデルをすべてEV化、2033年には内燃エンジンの生産そのものを停止するとしている。

一方で、IT業界からのEVビジネス参入する動きもみられ、シェーパース氏はこの動きに危機感を募らせているとのこと。「彼らのねらいは自動車用のOS(オペレーティングシステム)の掌握と既存メーカーを駆逐してのビジネス的な成功にあります。個人的には(一緒に取り組もうという期待感より)OSの技術に乏しい既存のメーカーは皆で力を合わせて戦わないとビジネスがなくなってしまうという思いのほうが強いです」などと胸の内を明かした。

会の後半では、新型車「アウディQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」の国内導入を発表し、Q4 e-tronの実車も披露。同モデルは、日本におけるEV普及の重要な担い手となることが期待されており、シェーパース氏も「その成功を通して、数年後にはプレミアムEVのトップブランドになることを目指す」などと力強く語った。

(webCG)

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