ポルシェ伝統のネーミングを受け継ぐ「ポルシェ・マカンT」登場

2022.02.28 自動車ニュース webCG 編集部
ポルシェ・マカンT
ポルシェ・マカンT拡大

ポルシェジャパンは2022年2月17日、コンパクトSUV「マカン」に新グレード「マカンT」を追加設定し、予約注文受け付けを開始した。

「マカン」と「マカンS」の間に位置づけられる新グレード「マカンT」。外板色は13種類のソリッドカラー、メタリックカラー、およびスペシャルカラーのなかから選択することができる。
「マカン」と「マカンS」の間に位置づけられる新グレード「マカンT」。外板色は13種類のソリッドカラー、メタリックカラー、およびスペシャルカラーのなかから選択することができる。拡大
シートは「ブラックレザーパッケージ」をベースに、前席と後席両側の中央部が、しま模様の「Sport-Tex」で仕立てられる。
シートは「ブラックレザーパッケージ」をベースに、前席と後席両側の中央部が、しま模様の「Sport-Tex」で仕立てられる。拡大
サイドシルプレートに「Macan T」ロゴが備わる。
サイドシルプレートに「Macan T」ロゴが備わる。拡大
「Macan T」ロゴがあしらわれたボディーのサイドブレード。
「Macan T」ロゴがあしらわれたボディーのサイドブレード。拡大
「マカンT」のリアゲートに備わるエンブレム。専用のコントラストカラーが用いられている。
「マカンT」のリアゲートに備わるエンブレム。専用のコントラストカラーが用いられている。拡大

マカンTは、「マカン」と「マカンS」の間に位置づけられるグレードである。「T」の名称は1968年にデビューした「911 T」に由来し、ダイナミックな走行に特化したモデルを意味する「ツーリング」を表すという。これまでは「911」や「718ボクスター/ケイマン」など2ドアモデルでのみ用いられていた。今回のマカンTは、同名称がつけられた最初の4ドアモデルになる。

搭載されるエンジンは、最高出力265PS、最大トルク400N・mの2リッター直4ターボ。2.9リッターV6ツインターボを搭載するマカンSや「マカンGTS」に比べ、フロントアクスルで58.8kgの軽量化が実現されている。他のマカンと同様に、7段PDKと4WDシステム「PTM(ポルシェトラクションマネジメント)」を採用。ステアリングホイールのモードスイッチと「スポーツレスポンススイッチ」を含む「スポーツクロノパッケージ」を標準で装備し、0-100km/h加速6.2秒、最高速232km/hの実力を誇る。

「PASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント)」を組み込んだスチールサスペンションや強化されたフロントスタビライザーを標準で採用し、車高はマカンに比べ15mm引き下げられている。オプションで車高をさらに10mm低く設定するPASMを備えたアダプティブエアサスペンションも選択できる。「ポルシェトラクションマネジメント(PTM)」もマカンTの専用セッティングとなり、リアブレーキのコントロールが最適化されているほか、「ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)」を追加し、ドライビングダイナミクスをさらにシャープにすることも可能だという。

フロントトリムやエクステリアミラー、サイドブレード、ルーフスポイラー、リアのロゴには専用のコントラストカラーが使用され、サイドブレードにはブラックの「Macan T」ロゴがあしらわれる。ハイグロスブラックのスポーツテールパイプやサイドウィンドウトリム、ダークチタンカラーの20インチ「マカンSホイール」も標準で装備される。外板色は13種類のソリッドカラー、メタリックカラー、およびスペシャルカラーのなかから選択することができる。

インテリアもマカンT用にコーディネートされている。標準装備の8ウェイ電動調節機能付きヒーテッドスポーツシートは「ブラックレザーパッケージ」をベースに、フロントシートとリアの両側シートの中央部はしま模様の「Sport-Tex」で仕立てられ、フロントヘッドレストには「ポルシェエンボスクレスト」が備わる。「マルチファンクションGTヒーテッドスポーツステアリングホイール」やダッシュボード上部の「スポーツクロノストップウオッチ」も標準装備に含まれている。

価格は840万円。導入されるのは7段PDKの右ハンドル仕様となる。

(webCG)

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