ニコルが「BMWアルピナB4グランクーペ」を発売 ドイツ本国と同時に世界初披露
2022.03.31 自動車ニュース![]() |
独アルピナの日本総代理店であるニコル・オートモビルズは2022年3月30日、高性能4ドアクーペ「BMWアルピナB4グランクーペ」の日本導入を発表。同日、東京・東品川において、ドイツ本国と同時に世界初公開した。
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新デザインの20インチホイールを採用
B4グランクーペは、「BMW 4シリーズ グランクーペ」をベースにアルピナが開発した4ドアクーペである。開発のテーマは「不撓(ふとう)不屈のエレガンス」。アルピナは同車について、「アルピナならではの伝統的な美徳とパワフルでエレガントな車両コンセプトを融合させ、爆発的なパフォーマンス、比類するものなきドライビングエクスペリエンスを提供する」と説明している。
エンジンはアルピナが独自に改良を施した3リッター直6ツインターボで、最高出力495PS/5000-7000rpm、最大トルク730N・m/2500-4500rpmを発生。「アルピナスウィッチトロニック」と呼ばれるZF製のマニュアル変速機構付き8段ATが組み合わされ、「BMW xDrive」をベースに開発されたフルタイム4WDが採用されている。
シャシーにもアルピナの手が加わっており、ボディーの剛性を高めるために特殊なドームバルクヘッドストラットが備わるほか、専用開発のフロントスタビライザーやキャンバーを1.25°ネガティブに設定したフロントサスペンションなども採用される。
タイヤは前255/35ZR20、後ろ285/30ZR20サイズの同車専用設計となる「ピレリPゼロ」。アルピナの伝統的な意匠である20スポークデザインをアップデートした鍛造アルミホイールに組み合わされる。ホイールの重量は1本あたり12kgに抑えられており、オプションとしてブラックフィニッシュやアンソラジットフィニッシュも選択できる。
アルピナは、「エモーショナルなドライビングダイナミクスと快適なクルージングのどちらも満喫することができる」と、B4グランクーペの走りを紹介している。
さまざまなカスタマイズにも対応
アルピナの手になる独自の内外装仕様もB4グランクーペの特徴だ。エクステリアでは、アルピナのデザインルールにのっとったフロントエプロンやディフューザーを備えたリアエプロン、控えめな造形のリアスポイラーなどが目を引く。リアエプロンに左右振り分け4本出しのテールパイプフィニッシャーが組み込まれるのも、これまでと変わらないアルピナの流儀だ。
インテリアには、製造番号を刻印したアルピナプロダクションプレートや高品質な天然のラバリナレザーで仕上げたステアリングホイール、アルピナのメタルエンブレムが備わるシートなどを採用。インテリアすべてをラバリナレザーで仕上げるなど、顧客のリクエストをかなえるカスタマイズにも対応している。
パフォーマンスについては0-100km/h加速が3.7秒、巡航最高速度(アルピナは「走行中にハンドル操作が可能となる現実的な最高速度」と説明)が301km/hと発表されている。
価格は左ハンドル仕様が1375万円、右ハンドル仕様が1416万円。
(webCG)