【F1 2022】第3戦オーストラリアGP、ルクレール完勝で今季2勝目
2022.04.10 自動車ニュースF1世界選手権第3戦オーストラリアGPの決勝が、2022年4月10日、オーストラリアはメルボルンにあるアルバートパーク・サーキット(5.278km)を58周して行われた。
パンデミックの影響で3年ぶりに行われた同GPを制したのは、フェラーリのシャルル・ルクレール。セーフティーカーやライバルの追撃をものともせず、また最終周でファステストラップを記録する余裕すらみせ、ポールポジションから今季2勝目、通算4勝目を飾った。
フェラーリを追ったレッドブルRBPTは、マックス・フェルスタッペンが2位走行中にマシントラブルでリタイア。チームメイトのセルジオ・ペレスが代わって2位でフィニッシュするも、開幕戦に続いて信頼性に泣き、また速さではフェラーリにまったく歯が立たなかった。
3位はメルセデスのジョージ・ラッセル。セーフティーカーのタイミングでタイヤ交換したことが奏功し、今季初めて表彰台に立った。
開幕から苦戦続きのメルセデスだが、ルイス・ハミルトンもレースでは善戦し4位フィニッシュ。マクラーレン・メルセデスは、ランド・ノリス5位、母国の声援を受けたダニエル・リカルドが6位と2台そろって入賞した。
アルピーヌ・ルノーのエステバン・オコンはスターティンググリッドからひとつ順位を上げて7位、アルファ・ロメオ・フェラーリのバルテリ・ボッタスは8位、アルファタウリRBPTのピエール・ガスリーは9位でゴールした。入賞圏最後の10位でチェッカードフラッグを受けたのは、残り1周までスタートタイヤのハードで走り切ったウィリアムズ・メルセデスのアレクサンダー・アルボンだった。
以下、11位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)、12位ランス・ストロール(アストンマーティン・メルセデス)、13位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、14位ケビン・マグヌッセン(ハース)、15位角田裕毅(アルファタウリ)、16位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、17位フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が完走した。
チャンピオンシップ首位のルクレールは、3戦を終え71点を集め、34点もの大きなリードを築いた。その後ろは、2位ラッセル37点、3位サインツJr.33点、4位ペレス30点、5位ハミルトン28点と接戦が続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位フェラーリ104点、2位メルセデス65点と、こちらもフェラーリが大量リード。3位レッドブル55点、4位マクラーレン24点、5位アルピーヌ22点といった上位の顔ぶれとなる。
(文=bg)