【F1 2022】第8戦アゼルバイジャンGPでフェルスタッペンが今季5勝目

2022.06.12 自動車ニュース bg

F1世界選手権第8戦アゼルバイジャンGPの決勝が、2022年6月12日、アゼルバイジャンのバクー・シティ・サーキット(6.003km)を51周して行われた。

予選で4戦連続となるポールポジションを決めたフェラーリのシャルル・ルクレールだったが、スタートで2位に落ち、その後首位を奪還したもののレース半ばで白煙をあげてリタイアを喫した。

労せずしてトップに立ち、真っ先にチェッカードフラッグを受けたのは、レッドブルRBPTのマックス・フェルスタッペン。3番グリッドから今シーズン5勝目、通算25勝目を飾り、チャンピオンシップでのリードを21点に拡大することができた。

2位はセルジオ・ペレスで、レッドブルは今季3度目の1-2フィニッシュ。予選ではルクレールに次ぐ2位、レースではスタートでトップに立つも、タイヤのデグラデーションでペースが上がらず、チームメイトに先行を許した。ファステストラップを記録し、ボーナスの1点を追加した。

3位はメルセデスのジョージ・ラッセルで、今季3回目の表彰台獲得。今年8戦全戦でトップ5以内のフィニッシュを継続しており、安定感は抜群である。

ラッセルのチームメイト、ルイス・ハミルトンは4位でゴール。バンピーな路面で激しいバウンスに苦しみ、背中の痛みを訴えながらの善戦だった。アルファタウリRBPTは、ピエール・ガスリーが今シーズン最高の5位に入るも、角田裕毅は5位走行中にリアウイングが破損し緊急ピットイン、惜しくも13位となった。

アストンマーティン・メルセデスのセバスチャン・ベッテル6位、アルピーヌ・ルノーのフェルナンド・アロンソ7位と元チャンピオンが2人そろってゴール。マクラーレン勢は、ダニエル・リカルド8位、ランド・ノリス9位とタンデムで入賞した。そしてアルピーヌのエステバン・オコンが10位でフィニッシュし、最後の1点を手に入れた。

以下、11位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、12位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、13位角田(アルファタウリ)、14位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、15位ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、16位ランス・ストロール(アストンマーティン)が完走となった。

ドライバーズチャンピオンシップは、1位フェルスタッペン150点、2位に129点のペレスが上がり、116点のままのルクレールは3位に落ちた。4位ラッセル99点、5位カルロス・サインツJr.83点と続いている。

コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル279点、今回ノーポイントの2位フェラーリは199点で、両者の間には80点ものギャップができた。3位メルセデス161点、4位マクラーレン65点、5位アルピーヌ47点という上位陣のオーダーである。

(文=bg)

関連キーワード:
F1 2022, モータースポーツ, 自動車ニュース