【F1 2022】第18戦日本GPでフェルスタッペン12勝目、2冠達成
2022.10.09 自動車ニュースF1世界選手権第18戦日本GPの決勝が、2022年10月9日、三重県の鈴鹿サーキット(5.807km)で行われた。
3年ぶりの同GPは、直前に降った雨により2周して赤旗中断。レースは残り45分となった時点でようやく再開し、規定周回数の53周は消化できず、28周でチェッカードフラッグが振られた。優勝は、レッドブルRBPTのマックス・フェルスタッペンで、今シーズン12勝目、通算32勝目を飾った。
2番手でゴールしたのはフェラーリのシャルル・ルクレールだったが、ファイナルラップのシケインで痛恨のコースオフ。ショートカットによりアドバンテージを得たことで、5秒加算ペナルティーが科された。結果、セルジオ・ペレスが2位に上がり、レッドブルは1-2フィニッシュ。これによりフェルスタッペンの2年連続チャンピオンが決定した。
3位に落ちたルクレールは、インターミディエイトタイヤに苦しみ、最後のシケインでは止まりきれなかった。
この週末、中団勢のトップだったアルピーヌ・ルノーは、エステバン・オコンが4位、フェルナンド・アロンソは7位でフィニッシュしダブル入賞。メルセデスのルイス・ハミルトンはオコンを抜けず5位。アストンマーティン・メルセデスのセバスチャン・ベッテルは、ウエットからインターミディエイトへの早めの切り替えが奏功し、最後の日本GPで6位入賞を果たした。
メルセデスのジョージ・ラッセルが8位。ベッテル同様タイヤ交換で順位を上げたウィリアムズ・メルセデスのニコラス・ラティフィ9位、そしてマクラーレン・メルセデスのランド・ノリスは10位でゴールし最後の1点を手にした。
以下、11位ダニエル・リカルド(マクラーレン)、12位ランス・ストロール(アストンマーティン)、13位角田裕毅(アルファタウリRBPT)、14位ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ)、15位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、16位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)、17位ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、18位ミック・シューマッハー(ハース)が完走した。
チャンピオン確定となったフェルスタッペンは366点。2位に上がったペレスは253点で、3位ルクレール252点との差はたった1点だ。4位ラッセル207点、5位カルロス・サインツJr.202点と続く。
コンストラクターズチャンピオンシップは、1位レッドブル619点、2位フェラーリ454点、3位メルセデス387点。前戦シンガポールGPで5位に落ちたアルピーヌは143点で再び4位に上がり、マクラーレンは130点で5位となった。
【追加更新】
レース後、スチュワードはガスリーに20秒加算のペナルティーを科し、ガスリーは17位から18位に降格、シューマッハーが繰り上がって17位となった。赤旗の指示が出されていながら、過度なスピードでコースを走行したことがペナルティーの理由だった。
(文=bg)